幼い頃から子役として活躍していたダコタとエルのファニング姉妹
『アイ・アム・サム』や『宇宙戦争』など子役時代から活躍していたダコタ・ファニング(28)を姉に持ち、ディズニー映画『マレフィセント』シリーズなど自身も俳優として活躍しているエル・ファニング(23)。
3歳だった時にダコタと共に映画『アイ・アム・サム』に出演するなど、自身も子役から活躍していたエルは、姉であるダコタが続々とヒット作品に出演し、スターになっていくのを見ながら育った。ずっと仲良しなことで知られる姉妹だが、エルによれば、姉ダコタにとって自分が「最悪」な妹だった時期もあったそうで、今回、米Porterとのインタビューで当時を振り返った。
幼いエル・ファニングが姉ダコタ・ファニングにしていた「最悪」な振る舞い
ダコタは2001年に公開された『アイ・アム・サム』で、ショーン・ペン演じる知的障害を持つ主人公の娘を演じ、SAGアワード(全米映画俳優組合賞)で助演女優賞にノミネートされるなど、演技力が高く評価されて、一躍スターに。街を歩いている時にファンに気づかれれば、ちょっとした騒ぎになるほどだったといい、「もしも誰か1人がダコタを見つければ、それはものすごい効果をもたらしたんです」とエルは米Porterに語った。
その『アイ・アム・サム』でダコタが演じるキャラクターの幼少期を演じて自分も子役としてデビューしたものの、その時はまだ、姉のダコタのように街で気づかれるほどの人気はなかったというエル。それでも、エルは姉のダコタが誰かに気づかれて騒ぎになるのが好きだったようで、誰かに気づいてもらえるように仕向けたこともあったとして、インタビューで次のように明かした。
「私が気づかれることはなかったのですが、私はむしろ、騒ぎの一部という感じで。『ダコタだ! ダコタだ!』って自分で叫んで、騒ぎを起こそうとしていたんです。最悪でしたね、私」
いたずら心で、幼少期にダコタの周りで騒ぎを起こそうとしていたことを告白したエルだが、「私たちはすごく近い関係で、特別な方法でお互いを補い合っているんです」と米Porterに語るように、ダコタとは大の仲良し。
2人は、クリスティン・ハナの世界的ベストセラー小説『ナイチンゲール』を映画化した新作映画『The Nightingale(ザ・ナイチンゲール)』に姉妹役として出演し、大人になってからは初共演を果たす予定となっていたが、新型コロナウイルスによって同作の今後は不透明に。
そうした状況でも、ダコタとの映画での事実上の初共演を楽しみにしているとして、「私たちの2人が取り組むというのは、ものすごく貴重で、特別なものになります。“初めて”は二度と経験できませんから。なので、相応しいものにしたいと思っています」とエルは語った。(フロントロウ編集部)