ケニー・ロックがウィル・スミスにボクシングを挑む
現地時間2022年3月27日に米ロサンゼルスのドルビーシアターで開催された第94回アカデミー賞授賞式で、ウィル・スミスが、プレゼンターとしてステージに立ったクリス・ロックが自分の妻であるジェイダ・ピンケット・スミスの坊主をジョークにしたことに腹を立て、クリスを思い切りビンタした事件。
ウィルは事件後、クリスに対して声明で正式に謝罪し、アカデミー賞を運営する団体である映画芸術科学アカデミーからの退会を自ら申し出。その後、映画芸術科学アカデミー側はウィルに対し、この先10年間、アカデミーに関連するすべてのイベントや番組への参加を禁止することを発表した。一方で、ビンタの被害者となったクリスは、この件に対する被害届は出しておらず、騒動については自身の公演で「金をもらうまでその話はしない」とジョークを飛ばすに留まり、声明は発表していない。
そうした中で、クリスの弟であるケニー・ロックは、今回のビンタ事件について自分の“拳”で解決することを望んでいるよう。ボクシング・プロモーターのデイモン・フェルドマンと契約を結んだばかりのケニーは米TMZとの取材で、“兄のクリス・ロックとウィル・スミスはリングで戦うべきですか?”と話を振られると、「僕がウィル・スミスとリングに立つべきですね」と回答。
「拳に語らせましょう」と続けたケニーは、「彼を倒せると思いますよ!」と、自分ならウィルを倒せると自信を覗かせた。
この取材の中で、ケニーは“クリスはどうしていますか?”という質問にも答えており、こちらには「元気にやっていますよ」とコメント。兄とは「テキストメッセージのやり取りや会話をしている」と明かした。
アメリカではいざこざが起きたときに“ボクシングでケリをつけよう”と提案されるのは珍しいことではなく、過去には、クリス・ブラウンVSソウルジャ・ボーイ、ドレイクVSミーク・ミルの不仲騒動のときにボクシングでの対戦が提案された。そしてウィルとクリスの騒動では、YouTuberでボクサーとしても活躍しているジェイク・ポールがそれぞれに15万ドル(約1,650万円)の報酬を引き換えに2人にボクシングマッチをオファーしていた。(フロントロウ編集部)