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アメリカはフロリダ州在住の男性が、MCU映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を映画館で292回鑑賞して、ギネス記録に認定された。(フロントロウ編集部)

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』鑑賞回数でギネス記録

 過去の『スパイダーマン』作品からヴィランらが集結するという、シリーズのファン必見のストーリーであることも手伝い、世界中で大ヒットしたMCU映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。米IMDbによれば、記事執筆時点での全世界興行収入はおよそ18億9,000万ドル(約2,080億円)で、これは全世界累計興行収入において歴代の第6位の成績となっている。

画像: 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』鑑賞回数でギネス記録

 ここ日本でも、コロナ禍におけるハリウッド映画の興行収入でNo.1を記録するなど、大ヒットした本作。一度のみならず複数回、映画館に足を運んだというファンも多いだろうが、米・フロリダ州に住むラミロ・アラニスという男性は、なんと292回も映画館で同作を鑑賞したという。

 292回鑑賞するには、映画の上映時間を合算しただけでも、単純に映画を観ている時間だけでおよそ720時間(30日)かかる計算になる。ラミロは、2021年12月16日から2022年3月15日までの3ヶ月間でこの記録を達成したのだが、公開されてから最初の2週間は、毎日、1日に5度ずつ(合計上映時間は12時間20分)鑑賞する生活を送っていたそう。

 ところで、気になるのは292回鑑賞するためにかかる費用だが、ラミロは、3ヶ月間で3,400ドル(およそ37万円)はかかったのではないかと試算している。

『アベンジャーズ:エンドゲーム』でも記録を樹立

 2019年にMCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開された際には、あるファンが同作を191回劇場で鑑賞してギネス記録を樹立したことが話題になったが、実は今回『ノー・ウェイ・ホーム』で記録を樹立したラミロこそ、『エンドゲーム』を191回鑑賞したそのファン。

 『エンドゲーム』を191回鑑賞して樹立した記録は、その後、アルノー・クラインという男性が2021年に映画『Kaamelott: The First Chapter(原題)』を204回鑑賞したことで一度破られていたが、今回、ラミロがその称号を奪還する形となった。

 ちなみに、ギネス記録に認定されるためには、それぞれ鑑賞する際に「他のいかなる活動からも独立して映画を鑑賞しなければならない」と明記されており、昼寝やトイレ休憩も許されないという。

 そうした難しい条件のもとで、見事に記録を樹立したラミロ。292回も鑑賞したことで、今では「ほとんどのセリフを会話のシーンと一緒に言う」ことができるほどになっているという。(フロントロウ編集部)

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