ザ・ウィークエンドがコーチェラ・フェスティバルにヘッドライナーとして出演
4月15日~17日と22日~24日にかけて米・カリフォルニア州インディオで開催されている世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」で、開催10日前に突然降板したイェことカニエ・ウェストの代役として、急遽、スウェディッシュ・ハウス・マフィアと共にそれぞれの週の日曜日にヘッドライナーを務めることを引き受けたザ・ウィークエンド。
4月15日にグループとして結成15年目にして初のスタジオアルバム『パラダイス・アゲイン』をリリースしたばかりのスウェディッシュ・ハウス・マフィアがDJセットを披露した後で、ザ・ウィークエンドがステージに合流。
今年1月にリリースした自身の最新アルバム『ドーン・エフエム』より、「Sacrifice」と「How Do I Make You Love Me?」をスウェディッシュ・ハウス・マフィアと共に披露し、その後、3人からステージを引き継いだ。
ステージの上に1人で立ったザ・ウィークエンドは、続けて「Can't Feel My Face」と「Blinding Lights」というヒット曲を矢継ぎ早にパフォーマンスし、わずか10日前に急遽登板が決まったとは思えないクオリティで、ヘッドライナーとして完璧すぎるセットリストを披露していく。この2曲の後には、降板したカニエとのコラボ曲「Hurricane」の自身のパートを歌唱して、カニエにオマージュを捧げる場面もあった。
ザ・ウィークエンドが「Party Monster」の歌詞を変更
最新作『ドーン・エフエム』の楽曲だけでなく、自身のこれまでのカタログから代表曲たちを惜しみなく披露したザ・ウィークエンド。この日のステージでは、彼がコーチェラに出演した他のアーティストに言及する場面もあり、2016年にリリースしたサードアルバム『スターボーイ』より「Party Monster」を披露した際には、歌詞を一部変更して歌った。
ザ・ウィークエンドが変更したのは、同曲に登場する、「セレーナのように」という意味になる「Like Selena(ライク・セレーナ)」という歌詞。もちろん、このセレーナは、彼が2017年1月から10月にかけて交際していたセレーナ・ゴメスのことを指しているとされるのだが、ザ・ウィークエンドはこの歌詞を変更。
セレーナに代わってこの曲の歌詞に登場することになったのは、ブラジル出身のシンガーであるアニッタ。ザ・ウィークエンドは、現地時間4月15日にコーチェラでパフォーマンスをしたアニッタにオマージュを捧げて、この歌詞を「アニッタのように」という歌詞に変更した。
ステージの最後には、再びスウェディッシュ・ハウス・マフィアが合流して、彼らとのコラボ曲「Moth to a Flame」を披露してフィニッシュ。ザ・ウィークエンドは代役のヘッドライナーとして、カニエの不在を補って余りあるステージを披露した。(フロントロウ編集部)