『X-ファイル』のジリアン・アンダーソンが、信念のあるツイート。その内容とは?(フロントロウ編集部)

ジリアン・アンダーソンがオークションに出品

 ドラマ『X-ファイル』や『セックス・エデュケーション』、『ザ・クラウン』などへの出演で知られるジリアン・アンダーソンが、自身とZoomで30分間会話ができる権利をオークションに出品した。その理由を、彼女自身がツイートしている。

 「ウクライナからイエメンまで、War Child UKは紛争のなかを生きる子供たちを守っています。寄付を集めるために、私とのZoom30分をオークションに出します。5ポンドでの参加は、紛争のなかを生きる子供たちが、戦争によって人生を引きちぎられることを防ぐことに役立ちます」

 ジリアンが話す通り、大人たちの勝手に関係のない子供たちが紛争や内戦に巻き込まれており、それはロシアに侵攻されているウクライナの子供たちだけではない。

 国連UNHCR協会によると、故郷を強制的に追われた避難民人口のうち、子供は42%を占める。さらに、「難民として生まれた子ども」の数は、2018年から2020年で約100万人にのぼる。

 ジリアンが協力するWar Child UKの支援国の1つであるイエメンでは、長年内戦が続いており、2021年11月には国連開発計画(UNDP)が、その年の終わりまでに内戦の影響による死者数が37万7,000人になり、殺された死者のうち5歳以下の子どもの割合は70%近くになると予測した。

 また、国際連合世界食糧計画(WFP)は、イエメンの5歳未満の子どもたち230万人近くが2021年に急性栄養不良に陥ると予測して警告を発表。さらに、セーブ・ザ・チルドレンは、紛争が激しさを増した2015年から4年間で、“5歳未満”の子どもおよそ8万5,000人が極度の飢餓によって命を落としたと見られるという。

社会を良くするために活動を続けるジリアン

画像: 社会を良くするために活動を続けるジリアン

 ジリアンは、これまでにも様々な支援団体と協力して活動してきており、そのなかには、子供たちを守るために活動する団体から、女性の人権のために活動する団体、LGBTQ+の若者を支援する団体、アフリカにおけるエイズの流行に対して闘う団体などが含まれる。

 また、ジリアンはハリウッドなどの映像制作の現場で制作陣に対して直接声をあげてきてもおり、自分の出演料が男性共演者より明らかに低かったことや、男性共演者の後ろを歩くよう求められたことにノーと言ったことを明かしている。

(フロントロウ編集部)

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