ベラが着用したのは1959年にデザインされたもの
アメリカ・ニューヨークで、イギリス王室のチャールズ皇太子が主催する、若い失業者を支援するチャリティイベントプリンス・トラスト・ガラが開催され、ライオネル・リッチーやケイト・モス、ナオミ・キャンベルといった大御所セレブから、ジジ・ハディッドやカーリー・クロス、そしてフィービー・ディネヴァーといった若手セレブまでが参加。
それぞれ豪華に着飾りイベントに出席するなか、最も注目を浴びたのはモデルのベラ・ハディッド。
この日のベラは、ブラックドレスにロンググローブと、シックなスタイルで登場。
しかし今回ベラが着用していたドレスは、じつはかなり貴重なものだと判明した。この日のベラのスタイリングを手掛けたのは、スタイリストのロー・ローチ。彼はゼンデイヤのスタイリストとしても有名。
そんなローがベラのために用意したのは、なんと1959年にイヴ・サン・ローランがデザインしたクリスチャン・ディオール(Christian Dior)のドレス。クリスチャン・ディオールの愛弟子として経験を積み、21歳という若さでディオールを任されたイヴがフランス軍として徴兵される前年にデザインした貴重な1着。
モードの帝王であるイヴが手掛けたこのクラシックなドレスをベラは見事に着こなした。
ローは以前からゼンデイヤにヴィンテージドレスをよく着用させており、今回はベラのために自身のアーカイブコレクションの中から特別な1着を持ち出した。(フロントロウ編集部)