MCUの新作映画『ソー:ラブ&サンダー』で監督を務めるタイカ・ワイティティが、新作で描かれるロマンスについてコメントした。(フロントロウ編集部)

破局したと見られているソーとジェーン・フォスター

 いよいよ2022年7月8日(金)に日本公開されるMCUの新作映画『ソー:ラブ&サンダー』。同作では、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターがついに“マイティ・ソー”になることが既に判明しているなど、ファンが楽しみにしているポイントは多いが、ジェーンと、クリス・ヘムズワース演じるソーの恋愛に進展があるかということも注目ポイントの一つ。

 共に2011年に公開された映画『マイティ・ソー』で初登場し、カップルとなったソーとジェーン。その後、ジェーンは続編『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で再登場するも、その続編となった『マイティ・ソー バトルロイヤル』には登場せず。同作では、2人が破局したことが示唆されており、交際の行方が注目されていた。

タイカ・ワイティティ監督が『ソー:ラブ&サンダー』で描かれるロマンスについてコメント

 そんななか、今回、『ソー:ラブ&サンダー』の監督を務めるタイカ・ワイティティが英Empireとのインタビューで、同作で描かれる「ロマンス」についてコメント。「私はスーパーヒーローと宇宙空間との、愛についての映画を作りたいと思っています。それが私の望むものです。映画についてはそういうものになっています」と語って、本作は愛についての映画になっていることを明らかにした。

画像: ソーを演じるクリス・ヘムズワース(左)とタイカ・ワイティティ監督(中央)、ジェーンを演じるナタリー・ポートマン(右)。

ソーを演じるクリス・ヘムズワース(左)とタイカ・ワイティティ監督(中央)、ジェーンを演じるナタリー・ポートマン(右)。

 「これまでの私は、ロマンスというアイディアを避けているところがあったのですが」とワイティティ監督は前置きしつつ、「私は『嵐が丘』が大好きなんです」と、エミリー・ブロンテによる長編小説である『嵐が丘』の大ファンだと明かして、その理由について「あの壮大なラブストーリーと、その大規模感や劇的な感じが大好きなんです。(主人公のヒースクリフが)『私がヒースクリフで、ヒースクリフは私だ!』って主張している感じですよね」と説明。

 「私たちはそこまで壮大ではありませんが、この作品(『ソー:ラブ&サンダー』)も愛や、愛を求める人々、人々にとっての愛の意義についての作品になっています」と続けて、来たる新作映画も愛がテーマになっていると改めて語った。

 一方で、新作で描かれるロマンスは必ずしもソーとジェーンの関係とは限らないといい、「ほとんどの方々は、ラブストーリーがクリスとナタリーの間で展開されるものだと推測すると思うのですが、皆さんが思っていることがこの映画で起きるとは、私は約束できません」とワイティティ監督はコメント。他の形でロマンスが描かれる可能性を示唆した。

 新作でどんなロマンスが描かれるかについての詳細は明らかになっていないものの、LGBTQ+であることをオープンにした初のMCUキャラクターであるヴァルキリーを新作で再演するテッサ・トンプソンは以前、新作でヴァルキリーのセクシャリティを深掘りする意欲を見せていた。こちらが実現しているかにも注目したい。(フロントロウ編集部)

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