BTSがYouTubeに公開した動画でメンバーの「オフ」という言葉が「休止」と訳されて世界に発信された騒動で、YouTube上の英語字幕が訂正された。(フロントロウ編集部)

YouTubeの英語字幕が「活動休止」報道に繋がる

 6月14日に公式YouTubeにて公開された動画にて、ソロ活動を本格化することを明かしたBTS。その後、世界各国で「BTS活動休止」という速報が出たが、所属事務所HYBEは「活動休止」ではないと否定。米Reutersでは、「活動休止中ではなく、現時点ではいくつかのソロプロジェクトを模索する時間をとり、様々な異なるフォーマットで活動を継続する」という事務所側の声明が掲載され、米AP通信やWashington Postは「BTSは活動休止はしません。メンバーはソロプロジェクトに今よりも集中する予定です」という声明を報じた。

 メンバーは動画の中で、多忙を極める活動が自分たちの成長やクリエイティビティを奪っていることにも言及しており、実際にメンバーと事務所のあいだで認識が合っているのかどうかについてはファンの間でも情報が錯そうしている。

 ただ、もともとこの「休止」という言葉の発端となったのは、動画の21分あたりでSUGAが韓国語で「僕たちオフの期間に入ったでしょう」と言った箇所についていた英語字幕。YouTubeの字幕機能における英語字幕だと「これから休止期間に入るでしょう(We're going into a hiatus now)」と、“hiatus(休止)”という言葉で訳されていた。これを受けて海外メディアでは「BTSが活動休止」と一斉に報道。その後、事務所側の発表を受けて、“hiatus”という言葉から“break”という言葉を使った報道へと変わった。

画像1: www.youtube.com
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“temporary break”に変更される、その意味合いは?

 そんな混乱のなか、YouTube上の字幕がひっそりと変えられていることがフロントロウ編集部の確認で分かった。現在、同じ箇所からは“hiatus”という言葉は取り除かれ、英語字幕は「We're taking a temporary break now(僕らは一時的な休止に入る)」という言葉に変わっている。

 英語では“hiatus”と“break”はそれぞれ休止という意味を持つが、一般的には長期の休止に使われる“hiatus(休止/中断)”と、短期の休止に対してでも使える“break(休止/休養)”では印象が異なる。

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 英語字幕の騒動はひっそりとした訂正で幕を閉じるようだが、実際にグループの活動がどのような形になるかは明確にされておらず、メンバーと事務所の認識が合っているのかも分かっていないが、メンバーたちが幸せなカタチになってほしいというのが多くの人に共通する願いなのでは。(フロントロウ編集部)

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