クリス・プラットが考える“最悪のクリス”に選ばれた理由
スター・ロード役で出演する映画『ソー:ラブ&サンダー』や、シリーズ最終章となる映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開を控える俳優のクリス・プラットが、「最悪のクリス(Worst Chris)」の称号を与えられた理由に“心当たりがある”と米Men's Healthのインタビューで語った。
ご存じの方も多いと思うが、クリスは、2020年にツイッターで行なわれた“ハリウッドで最も不要なクリス”を選ぶユーザー投票で、ファーストネームが同じ「クリス」のクリス・エヴァンスやクリス・ヘムズワース、クリス・パインを上回る票数を獲得して、“最も不要なクリス”に選ばれた過去がある。
超がつくほどの売れっ子俳優にもかかわらず不名誉な1位に輝いてしまったのは、クリスが当時、アメリカ大統領選に際して選挙を茶化すようなコメントをしたとして物議を醸したばかりだったことや、彼が傾倒するキリスト教系の教会に以前から同性愛嫌悪のウワサがあったことなどが影響したと見られているが、本人はこの結果をどう捉えているのか?
「最悪のクリス」のレッテルを貼られてしまったクリスは、その理由が、2018年のMTV ムービー&TVアワードで行なったスピーチのなかで、「神は実在します。神はあなたを愛しています。神はつねにあなたの幸運を祈っています」と発言したことにあると分析する。
「思い上がりだったかもしれません。(誰かのためになればと思って)ああいった発言をしたのですが、誰の心にも響かなかったんだと思います。宗教は長いあいだ、とても抑圧的でした。そこまで宗教的ではない自分が、宗教の顔になるとは思いもよりませんでした」
ちなみに、クリスに対する不要論をめぐっては、マーベル作品で共演経験のあるロバート・ダウニー・Jrやマーク・ラファロ、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督、映画『ジュラシック・ワールド』シリーズのコリン・トレボロウ監督が、それぞれクリスを擁護するコメントを出している。(フロントロウ編集部)