「みんなから真剣に相手にされていないように感じます」。モデルのヘイリー・ビーバーがインポスター症候群に悩んでいることを告白。(フロントロウ編集部)

ヘイリー・ビーバーが「インポスター症候群」について語る

 シンガーのジャスティン・ビーバーの妻で、モデルとして活動するかたわら、自身肝入りのスキンケアブランド「Rhode Skin」を立ち上げるなど活躍の場をさらに広げているモデルのヘイリー・ビーバーが、自分を過小評価してしまう「インポスター症候群」に悩んでいることを米Byrdieのインタビューで明かした。

「インポスター症候群」とは?

画像: ヘイリー・ビーバー、「インポスター症候群」に悩まされていることを明かす

 インポスター症候群とは、自分の成功を素直に肯定できず、もし何か目標を達成したりしても、それは「自分の実力ではなく、運が良かっただけ」と感じたり、「いつか自分の実力の無さが露呈してしまう」と不安を抱いたりしてしまう傾向のこと。

 異常なまでに自己評価が低く、「自分は詐欺師だ」、「周囲を騙している」などと感じる人が多いため、別名「ペテン師症候群」、「詐欺師症候群」とも呼ばれているこの症状は、海外で行なわれた研究では、7割近くの人が経験していることも明らかになっており、社会的に成功した人物、とくに女性が陥りやすいと言われている。

 その原因としては、さまざまなものが考えられているが、幼少期や学生時代に受けた周囲からのプレッシャーや大人になってから経験したトラウマ的な出来事、社会的な風潮などが影響している場合が多いという。

参考記事:
成功者の女性が陥りやすい?大人気シンガーを悩ませる「インポスター症候群」とは
https://front-row.jp/_ct/17298860

 傍から見たら、仕事も順調で、世界的シンガーの夫もいて、自信にあふれているように見えるヘイリーだが、実際にはその裏である葛藤を抱えていた。

 「結婚してもうすぐ4年になるし、色々な意味で大人になったと感じます。今までにないほど幸せですが、その一方でとても不安で、自分がどこにも属していないように感じる瞬間があります。みんなから真剣に相手にされていないように感じます。この業界は非常に興味深いです。シミュレーションの中で生きているような感覚になることもあります」

 こう語ったヘイリーは、以前からメンタルヘルスの問題について度々言及していて、この4年間、定期的にセラピーを受けていることを自身のYouTubeチャンネルで明かしている。

画像: ヘイリー・ビーバーが「インポスター症候群」について語る

 セラピーを受けることに最初はあまり乗り気ではなかったというヘイリーだが、結果的に、彼女にとって良い意味で大きな変化をもたらしてくれたそうで、「最初は半信半疑でした。でも、セラピストとの関係が深まれば深まるほど、私にとってとても大きな変化になりました。(セラピーは)自分の心の中で起こっていることを誰にも批判されることなく安心して話すことができる、すごく安全な空間です」と、メンタルヘルスケアのひとつの手段としてセラピーをすすめている。(フロントロウ編集部)

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