リル・ウージ・ヴァートのインスタに変化が
リル・ウージ・ヴァートはラッパーとしても人気だが、約25億円(2,400万ドル)と言われるピンクダイヤモンドを3年ローンで完済し、それを額に埋め込むなど、珍行動でも話題になるアーティスト。
そんなリル・ウージ・ヴァートのインスタグラムのプロフィールに、「ある変化」があったと話題に。
それは、代名詞(プロナウン)を追加したこと。リル・ウージ・ヴァートは、男性に対して使われる「he/him」ではなく、女性・男性という枠組みに当てはまらないノンバイナリーの人などが使う「they/them」というプロナウンをインスタグラムのプロフィールに追加した。
欧米ではプロナウンを明確にするアクションが進む
近年、男性・女性以外のジェンダー・アイデンティティの存在が認められるなかで、全員がジェンダー代名詞を明かすことによって「男性か女性かのどちらかしかない」という古い固定観念を壊そうとするアクションが欧米で進んでおり、InstagramやTikTok、LinkedInといったSNSからホワイトハウスの問い合わせページまで、多くのサービスでプロナウンを明記できるようになっている。さらに企業の中には、名刺や名札にジェンダー代名詞を明記するケースも。
ヒップホップ界は、ショービズ界のなかでもLGBTQ+に厳しい世界だと言われてきたが、先人たちのおかげもあり、その風潮が徐々になくなっている。今回リル・ウージ・ヴァートもインスタグラムのプロフィールに代名詞を追加し、ヒップホップ界の進化に貢献した。(フロントロウ編集部)