『トップガン』コヨーテ役がトム・クルーズの行動にあせる
映画『トップガン マーヴェリック』にコヨーテ役で出演するグレッグ・ターザン・デイヴィスが、同作品で共演する先輩俳優のトム・クルーズとのおもしろいエピソードを米ETのインタビューで披露した。
共演者や友人・知人に毎年、“クルーズ・ケーキ”と呼ばれるケーキを贈るなど、人間関係を大切にしていることで知られるトム。ルースター役のマイルズ・テラーは撮影終了後もトムと定期的に連絡を取っていて、「人生やキャリアにおいて、トムにアドバイスを求めることが何度もあった」そうで、トムは毎回、親身になって相談にのってくれると米E! Newsに語っていた。また、グレッグも、トムは友人や同僚をつねに全力でサポートする 「究極にエネルギッシュな男」とその人柄を称えている。しかし、“相手のために何かしてあげたい”という思いが強いゆえに、軽い気持ちで口にしたことをトムが真に受けてしまい、あせってしまったことも。
「(トムと友だち付き合いをするのは)ある意味、挑戦でもあります。あなたが彼の前で何かを『クールだ』とか、『やってみたい』とか言ったとして、彼はそれを本気で受け取るタイプです。トムに『スカイダイビングを習ったらかっこいいだろうな』と言ったことがあったんですが、彼の反応は『ああ、そうだね。そう思う?』という感じでした。そして次の日、電話がかかってきて、『トムと話したんだけど、君、スカイダイビングを習いたいんだって?』と言われました(笑)僕は、『待ってくれ!あれは会話のきっかけにすぎないんだ、トム。本気じゃなかったんだ』という感じでした」
ちなみに、グレッグは2023年公開予定の映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でもトムと共演している。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のクリストファー・マッカリー監督は、『トップガン マーヴェリック』で脚本を担当しており、この作品でグレッグの仕事ぶりを見て彼のことを気に入ったマッカリー監督が本人に直接電話をして出演を持ちかけた。
「『ミッション:インポッシブル』の撮影現場に足を踏み入れたとき、『これが現実に起きていることだなんて信じられない』と思いました」。『ミッション:インポッシブル』シリーズへの出演が叶って“感動した”と話すグレッグは、「『トップガン マーヴェリック』の撮影が行なわれたのはパンデミック前でしたが、『ミッション:インポッシブル』はパンデミックの真っ只中に撮影が行なわれたので、それだけで大変でした。でも、撮影で色々なところに行くことができて、素晴らしい経験になりました。世界を見ることができました」と振り返っている。(フロントロウ編集部)