エリザベス女王が携帯電話でよく話をする「2人」とは
通常、英王室のエリザベス女王への電話はスタッフが取り次ぐことになっており、女王と直接連絡を取ることができる人物は限られている。また、エリザベス女王は固定電話とは別に個人の携帯電話を所有しているが、王室専門のコメンテーターであるジョナサン・サセルドティ氏によると、女王がこの携帯にかかってきた電話に出るのはたった「2人」だけなのだそう。
エリザベス女王の携帯電話はサムスン製で、外部からハッキングできないよう、イギリスの情報機関のひとつで映画『007』シリーズでもおなじみのMI6(またはSIS)によって厳重なセキュリティ対策が施されている。その携帯で女王が頻繁に連絡を取り合っているのが、娘のアン王女とレーシングマネージャーのジョン・ウォーレン氏の2人。
エリザベス女王には、アン王女のほかに、次期国王のチャールズ皇太子、アンドルー王子、エドワード王子という3人の息子がいるが、やはり母にとって娘は特別な存在なのか、アン王女とは固定電話の時代から毎日のように電話で話をしているのだとか。
そして、もうひとり名前が挙がったウォーレン氏は、女王の友人である故カーナヴォン伯爵の娘婿で、レーシングマネージャーとして女王の馬の飼育やレースに関するすべてを監督している。エリザベス女王は、ウォーレン氏から電話がかかってきたら、よっぽどのことがないかぎり必ず電話に出るとサセルドティ氏は説明している。
ちなみに、現在はどうかわからないが、エリザベス女王は電話で人と話をするのが好きで、昨年亡くなった女王の夫フィリップ王配と公私にわたって40年以上の付き合いがあったジャイルズ・ブランドレス氏によると、生前、王配は「彼女(エリザベス女王)はいつも電話してるんだ。電話をしていない時はない。一体、誰とあんなに話してるんだ?」と同氏に愚痴をこぼしていたという。(フロントロウ編集部)