映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』でジョニー・デップに代わってグリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセンが、ジョニーのシリーズ復帰の可能性を示唆。(フロントロウ編集部)

グリンデルバルド役についてマッツ・ミケルセンが意味深コメント

 映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』でジョニー・デップに代わってグリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセンが、米Deadlineのインタビューでジョニーのシリーズ復帰の可能性を示唆した。

 ご存じの方も多いと思うが、2020年11月、ジョニーがイギリスで行われた名誉毀損裁判(※)で敗訴したことを受けて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを製作するワーナー・ブラザースがジョニーにグリンデルバルド役を辞退するよう要請。それに応じたジョニーは、後日、自身のインスタグラムに投稿した直筆のメッセージを通じて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板したことを発表した。
※この裁判でジョニーが訴えたのは元妻アンバー・ハードへの家庭内暴力(DV)を報じた英The Sunの発行元。

画像: マッツ・ミケルセン(左)とジョニー・デップ(右)。

マッツ・ミケルセン(左)とジョニー・デップ(右)。

 「私はジョニーの大ファンなんです」と話すマッツは、「彼は素晴らしい俳優だと思いますし、(『ファンタスティック・ビースト』シリーズで)素晴らしい仕事をしたと思います。とはいえ、彼の真似をするわけにはいきません。(ジョニーが作り上げたグリンデルバルドは)あまりにも彼らしくて、それをただコピーするようなことはできませんでした。それはクリエイティブの自殺行為です。だから、何か別のもの、私のもの、そして彼と私の架け橋となるものを考えなければなりませんでした。怖さもありました。彼のファンはとても優しいのですが、同時にとても頑固でもありました。あまり交流はありませんでしたが、彼らが心を痛める気持ちもよくわかりました」とグリンデルバルドを引き継いだ際の苦悩を吐露。

 じつは、マッツはその前にこんなことも口にしていた。

 「今は状況が変わりました。彼は裁判に勝訴(※)したんです。彼が戻ってくるかどうか様子を見ましょう。もしかしたら戻ってくるかもしれません」
※今年4月、アメリカでジョニーが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判が行われ、双方に損害賠償命令が出されたものの、法的にはジョニーが勝訴した。

画像: ©︎HEYDAY FILMS/WARNER BROS. / Album/Newscom

©︎HEYDAY FILMS/WARNER BROS. / Album/Newscom

 ジョニーのシリーズ復帰をめぐる発言は製作側の意向を反映したものではなく、あくまでマッツ個人の意見だと思うが、少なくともマッツは可能性はゼロではないと考えているよう。ちなみに、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズは全5部作の予定で、現時点で3作目まで製作されている。4作目以降についてはまだ何も発表されていないが、果たして。(フロントロウ編集部)

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