近年海外で大人気の月経ディスクにはメリットいっぱい
ここ数年国内外で進んでいるのが、生理用品の多様化。ナプキンやタンポンといったおなじみの生理用品に加えて、月経カップや吸水ショーツなど新しいタイプの生理用品が浸透してきている。
そんななか海外で人気が急上昇している生理用品が、2016年にアメリカで誕生した「月経ディスク」。月経ディスクとは、浅いお椀のようなカップ型の形状をした生理用品で、挿入して子宮頸部の下に装着することで経血をキャッチしてくれる。
コンドームのような見た目の使い捨てタイプと、シリコン素材の繰り返し使えるタイプの2種類があり、最初に2016年にアメリカで誕生したのが使い捨てタイプの月経ディスク。メリットの多さからアメリカでは急速に浸透し、ここ最近は繰り返し使えるタイプが多くのブランドから誕生している。
月経ディスクが海外で人気を集めるのはなぜなのか、選ばれる理由をご紹介。
違和感が少なく快適に過ごせる
月経ディスクが海外で支持される理由のひとつが、装着時の違和感の少なさ。似た仕様の月経カップは膣口のすぐ近くに装着するのに対し、月経ディスクはさらに奥にあたる子宮口近くに装着。
子宮口の付近は、膣口の付近にくらべて痛みなどを感じにくいゾーン。月経カップよりも奥に挿入するため、慣れるまでは練習が必要な場合があるものの、装着できるとかなり快適で、つけている感覚が分からないほど違和感が少ないと人気を集めている。
ちなみに月経ディスクは、つけたまま性行為やセルフプレジャーができるのも特徴のひとつ。多くのブランドが、装着中でも行為ができることをうたっている。ただし人によって異なる可能性もあるので、違和感がある場合は中止するなど慎重に行なうことが大切。
経血が多い人にもオススメ
月経ディスクが人気を集めるもうひとつの魅力は、たくさんの経血をキャッチしてくれるところ。
浅めの形状から、溜められる経血量は少なそうに思えるけれど、月経ディスクは外径70mm前後とじつは大きめ。似た形状の月経カップよりも外径が大きく、溜められる経血量も2倍ほどにも及ぶため、経血量が多い人でも安心。超時間トイレに行けないときなどでも大活躍してくれる。
アメリカでは浸透しつつある月経ディスクはまだ日本では知名度が低めだけれど、日本で購入できるブランドもあるので、気になる人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)