三つ子の魂百まで。キアヌ・リーブスは、昔からキアヌ・リーブスだった。(フロントロウ編集部)

鍵っ子だったキアヌ・リーブス、放課後に向かったのは…

 映画『ジョン・ウィック』や『マトリックス』などで知られるスター俳優でありながら、最近では気取らない性格から爆発的な人気を誇るキアヌ・リーブス。ハワイ出身の中国系アメリカ人である父親と、イギリス人である母親を持ち、カナダで育った彼は“鍵っ子”だったそう。

 そのため、放課後は他の鍵っ子である子どもたちと時間を過ごすことが多かったそうで、地元であるトロントのヨークビルの木々が並ぶ街角でホッケーをして遊んだり、くるみで戦いごっこをしたり、とてもカナダらしい日々を送っていたという。

 しかし、時には1人で落ち着いた時間を過ごすことを選ぶ時もあった。大人になってからも、1人でランチやアイスを食べに出かけたり、1人で気ままなバイク旅を楽しんだりしていることで有名な彼の性格は、この頃にはすでに形成されていたよう。

 当時の彼がしていたのは、電車での1人旅。

画像: 鍵っ子だったキアヌ・リーブス、放課後に向かったのは…

 もちろん、まだ幼い少年が放課後に長距離電車に乗ってどこまでも旅をしていたわけではなく、使っていたのは地下鉄。当時はまだ地下鉄が2本しかなく、米Esquireによると、彼はその2本が交わる付近に住んでいたという。しかし彼は終点まで乗ったり、行ったり来たりして、時には何時間も電車に乗って過ごしたことも。

 そしてどこかの駅で降りて、見知らぬ街のなかを歩き、街や建物を眺めた…。

 少年時代のキアヌが、カナダ、トロントの街中を1人で自由気ままに歩いている姿を想像すると、雰囲気の良いミュージックビデオのような映像が頭のなかに流れる。『マイ・プライベート・アイダホ』のような映像を想像した人もいるだろうか。

 高校時代には5つの学校を転々とし、16歳で退学となった経験も持つキアヌ。教師との関係が上手くいかなかったことが理由だと明かしており、「自律性が欲しかった。でももし君が僕に何かを押しつけたいとなれば、君と僕の間には問題が生まれるだろう」と当時を振り返っていた。17歳でアメリカのカリフォルニア州へ渡ったため、彼の思い出はその前のことだと思われる。

 自由を求め、自分で行動してきたキアヌ。彼には仲の良い妹が2人いるため、彼女たちと過ごすこともあっただろうが、10代の頃から1人の時間も大切にしてきたというエピソードには人生を感じずにはいられない。

(フロントロウ編集部)

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