映画『007』シリーズで知られるダニエル・クレイグや、『クィーン』のヘレン・ミレンがエリザベス女王の死を悼んだ。(フロントロウ編集部)

ダニエル・クレイグ、エリザベス女王訃報に哀悼の意

 イギリスの王として歴代最長の在位70年を誇ったエリザベス女王が、現地時間9月8日に96歳で逝去した。戦後の1952年2月に25歳で即位した女王は、そのファッションや、フィクションキャラクターとの共演、著名人との交流といった姿勢でも支持を集めた。

 今年2022年の6月に在位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー(Platinum Jubilee)」の祝賀コンサートが開催された際には、国民的キャラクターである“くまのパディントン”と共演。様々な表情を見せる演技も見事にこなした。パディントンは女王の訃報に際して、「女王、すべてのことをありがとうございました」コメントしている

 そしてなによりも、女王がイギリスのみならず世界をあっと言わせたのは、2012年ロンドンオリンピック開会式におけるジェームズ・ボンドとの共演。映画『007』シリーズの6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグに「こんばんは、ミスター・ボンド」というセリフを言うのは、女王たっての希望だったという逸話もある。

 イギリスの情報機関MI6のエージェントを演じてきたダニエルは、女王と『カジノ・ロワイヤル』のプレミアでも対面しており、チャールズ皇太子やウィリアム王子&キャサリン妃夫妻とは何度も面会したことがある。そのため、ダニエルは女王の訃報に際してこのようなコメントを発表した。

 「多くの人と同様に、今日のニュースに深く悲しんでいます。私の心は、女王が愛し、女王を愛したロイヤルファミリーとともにあります。女王は類まれなるレガシーを残し、深く惜しまれることでしょう」

2人のエリザベス女王を演じたヘレン・ミレンも女王を追悼

 また、ドラマ『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』でエリザベス1世を、映画『クィーン』でエリザベス2世を演じ、エリザベス女王とのお茶会やパーティーにも参加したことのあるヘレン・ミレンは、インスタグラムでこう綴った。

 「エリザベス女王の時代を生きたことを誇りに思います。王冠があってもなくても、高貴さの象徴だった女性を追悼いたします」

 エリザベス女王を中心にロイヤルファミリーやイギリスの歴史を描くドラマ『ザ・クラウン』は、撮影を休止することを発表している。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.