カミラ王妃には息子と娘がいる
エリザベス女王が逝去し、夫のチャールズ3世が国王となったことで新たな称号を得たカミラ王妃の2人の子どもたちに注目が集まっている。ご存じの方もいると思うが、カミラ王妃には前夫のアンドリュー・パーカー・ボウルズとのあいだにもうけた、長男のトム・パーカー・ボウルズ(47)と長女のローラ・ロープス(44)という2人の実子がいる。
“若い頃はパーティー三昧で遊んで暮らしていた”という長男のトムは、現在、フードライターや料理評論家として活動しており、2010年にGuild of Food Writersという賞を受賞したこともある。母であるカミラ王妃と一緒に公の場に姿を見せることも多い。元パートナーとのあいだに2人の子どもがいる。
アートキュレーターをしている長女のローラは、2006年に元モデルで公認会計士のハリー・ロープスと結婚し、3人の子どもに恵まれている。仕事柄、表に出る機会が多い兄のトムとは対照的に、ローラはイベントなどにはたまに顔を出す程度である。
トムとローラは、チャールズ国王の長男ウィリアム皇太子と次男ヘンリー王子にとって義理の兄と姉にあたる。 2011年に行われたウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚式でローラの娘エリザがブライズメイドを務めるなど、現在は良好な関係を築いているようだが、お互いの親が不倫の末に結婚したという複雑な事情もあり、過去にウィリアム皇太子とローラが口論になったこともあったそう。
一方、チャールズ国王とはかなり親しい間柄のようで、かつてトムは義理の父について、「私はずっと継父を慕ってきました。彼はいつも優しく、善良で、素敵な人でした。温厚で知性と人間味にあふれた人なので、もしその日が来たら、素晴らしい国王になれると思います」とオーストラリアのニュース番組『A Current Affair(原題)』で語っていた。
ちなみに、一部でカミラ王妃の子どもたちや、王室を離脱したヘンリー王子の子どもたちに称号が与えられる可能性が議論されているが、王位継承権を持つヘンリー王子の子どもたちはともかくとして、カミラ王妃の連れ子であるトムとローラが正式にロイヤルファミリーの一員になる可能性は非常に低いという。当の本人たちも王室入りすること望んでいないようで、トムは2019年にイギリスのテレビ番組『Good Morning Britain(原題)』に出演した際に、「(自分と妹のローラは)正直に言って、王室の一員ではありません。母は結婚したので王室の一員ですが、僕たちは一般人です。僕たちはただ母を側で支えるだけです」と、あくまで裏方に徹するつもりだと述べている。(フロントロウ編集部)