キアヌ・リーブスによるコミック『BRZRKR』を原作とした実写映画で、キアヌが主演だけでなく監督も務める可能性が浮上。(フロントロウ編集部)

キアヌ・リーブス、『BRZRKR』への思い

 キアヌ・リーブスが漫画家デビューしたとして、2020年に話題になったコミックの『BRZRKR(原題)』。本作は発売から数週間で実写映画化とアニメ化が決定するほどの注目作で、その主演にはもちろんキアヌが決定している。

 主人公は、半分は神、半分は人間である“B”と呼ばれる男。不死の戦士である彼は、8万年を戦いのなかで過ごし、正気を失いかけていた。そんななか彼は、自分の正体やその存在をどうすれば終わらせることができるのかという真実についての情報と引き換えに、アメリカ合衆国政府のために危険な戦いに身を投じる。

 Netflixで配信となる2つの映像作品について詳しくは明らかになっていないが、先に映画が制作される予定で、脚本家のマットソン・トムリンは数日前に脚本の完成を報告。原作、主演、脚本は見えてきたが、監督や配信予定日などは依然として未定。しかし、監督候補として名前があがっている人も。それは、キアヌ本人!

 米Colliderのインタビューでキアヌは、まだ脚本を読んでいないと明かし、監督探しも始めていないと話す。しかし自分で監督する可能性についても考えていたそうで、その可能性は「33%」! キアヌは2013年の映画『ファイティング・タイガー』で監督デビューをしており、今のところそれが最初で最後の監督作となっている。その経験も振り返り、こんな思いを明かした。

画像: キアヌ・リーブス、『BRZRKR』への思い

 「(監督業が)ものすごい仕事量であることを知っていますが、私が監督した映画『ファイティング・タイガー』の時には、脚本の制作にも携わっていて、それを誰にも渡したくなかったので監督になりました。“オーケー。私はこれを監督しなければいけないな”という感じで。『BRZRKR』においてはまだそこまでにはなっていません。まずは脚本を読む必要があります。しかし、コラボレーターがいることや、その人達が作品にどのように貢献してくれるのかには興味があります」

 とはいえ、正直に言えばキアヌが監督することに不安がある人もいるだろう。『ファイティング・タイガー』は観客や批評家からの評価が低く、興行収入も悪かった。しかし、原作もキアヌが出がけた『BRZRKR』においては、キアヌが監督と主演を務めるところも見てみたい。原作でイラストを担当したマーベル・アーティストのロン・ガーニーもインタビューに同席していたが、彼もキアヌが監督を務めるべきだと感じているようで、「(33%から)パーセントを上げなよ。全部君のものだと思ってる。君がやるべきだよ。クリント・イーストウッドのように。君なら出来るし、これは君のものだと思ってる」と反応していた。

 また、『ジョン・ウィック』シリーズから、待望の『コンスタンティン』続編まで、今後も主演作の制作が多く続いていくキアヌ。『BRZRKR』で監督するかどうかは、スケジュール次第なところもありそう。

(フロントロウ編集部)

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