毎日欠かさず飲んでいるという人も多いコーヒーは、ニキビの原因になってしまうことがあるって知っていた? 専門家が教える、そのメカニズムと予防するコツをご紹介。(フロントロウ編集部)

そのニキビ、コーヒーのせいかも!

 気合いを入れてシャキっとしたいときやほっと一息つきたいときなど、さまざまな場面で飲みたくなるコーヒー。そんなコーヒーには、歯の着色汚れや胃への負担といったデメリットがあるけれど、もうひとつのデメリットがニキビ。

画像: そのニキビ、コーヒーのせいかも!

 じつはコーヒーを飲むことで、ニキビをはじめとした肌トラブルを招いてしまうことがある。厳密に言うとコーヒーそのものがニキビをできやすくするわけではないものの、コーヒーを飲むことによるさまざまな作用によって、ニキビができやすくなるという。

 一体どういうメカニズムなのか、コーヒーでニキビができやすくなる3つのメカニズムをご紹介。

ストレスホルモンが増えて皮脂分泌が過剰に

 コーヒーがニキビの引き金となるのには、通称ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが大きく関係している。

画像: ストレスホルモンが増えて皮脂分泌が過剰に

 皮膚科医のジェイミー・グリック医学博士は、「コーヒーに含まれるカフェインには、コルチゾールの分泌を増加させる作用があり、これにより皮脂の分泌が過剰になることがあります」と米Mind body greenで説明。皮脂の過剰分泌が続くと毛穴が詰まりやすくなるため、結果的にニキビができやすくなってしまうという。

 ちなみにコルチゾールの増加によって肌が荒れるのは、いわゆるストレスによって肌が荒れると言われているのと同じ原理。コーヒーを摂取することで、実際にはストレスを感じていなくても、これに似たような状態になって肌が荒れやすくなってしまうそう。

体内の水分不足によってニキビができる

 コーヒーを飲むことでニキビができやすくなるのには、カフェインが持つ利尿作用も大きく関係している。

画像: 体内の水分不足によってニキビができる

 カフェインには高い利尿作用があるため、体内の水分を奪ってしまうことで肌が乾燥しやすくなる。これにより、乾燥によるニキビができやすくなるという。

 とはいえ適度なカフェインの摂取では深刻な水分不足になることは考えにくいため、飲みすぎない限りは問題という見方が多い。

一緒に摂取する乳製品が肌荒れを招く

 コーヒーに加える砂糖やミルクによっても、ニキビができやすくなってしまうことがあるという。

画像: 一緒に摂取する乳製品が肌荒れを招く

 皮膚科医のキーラ・バー医師は、「血糖値の急上昇を引き起こす砂糖やクリーマーが、ニキビをできやすくしたり治りにくくしたりする可能性があります」と説明。また乳製品の摂取によって皮脂の分泌が増えることによっても、ニキビができやすくなることがあるそう。

【おまけ】ニキビを防ぎながらコーヒーを飲むには?

 さまざまなメカニズムによってニキビを招くことにつながるコーヒー。でもニキビを防ぐには飲むのは絶対にNGというわけではなく、飲み方次第で最大限その影響を少なくすることができるという。

画像: 【おまけ】ニキビを防ぎながらコーヒーを飲むには?

 医師が勧めるコーヒーの取り入れ方は以下の通り。

・できればデカフェのコーヒーを選ぶ
・カフェイン入りのコーヒーなら、1日に飲みすぎないよう意識
・コーヒーを飲む場合は、水分補給も意識的に行なう
・砂糖は天然甘味料に替える
・ミルクは植物性ミルクに替える

 コーヒーによってニキビができやすくなるメカニズムと予防法。なんだかニキビができやすくなったなと感じたら、コーヒーの摂取量を見直してみて。(フロントロウ編集部)

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