A24x『エクス・マキナ』アレックス・ガーランド監督
映画『MEN 同じ顔の男たち』は夫の死を目撃してしまった女性が心の傷を癒すため、自然あふれる美しいイギリスの田舎街を訪れるのだが、そこで現れる男たちが全員、同じ顔をしているという不気味な物語。
監督を務めるのは2015年長編デビュー作となるSFスリラー『エクス・マキナ』が第88回アカデミー賞®️視覚効果賞を受賞し、脚本賞にもノミネートするという快挙を果たしたアレックス・ガーランド。過去には、本作の制作段階において『進撃の巨人』に影響を受けたことを明かし話題になった監督は、来日イベントでは映画に2つの問いを含んだと説明し、「答えを全部与えてくれるような消化しやすい映画には興味がなく、いつも問いを投げかけるつもりで映画作りをしており、観客の皆さんにその謎解きに参加してもらいたい、という気持ちで制作している」と告白。「主人公は同じ顔の男に気がついている素振りをしないが、男はみんな同じで、気がついていないのか。あるいは男はみんな同じではないが、主人公から見ると同じ様に見えるのか。似ているようで実は全く異なるように、どういうアングルから問いをたてるかで全く変わってくる」と解説した。
主演は、2021年の映画『ロスト・ドーター』でアカデミー賞®️助演女優賞へノミネートを果たした注目女優ジェシー・バックリー。夫の死を目撃した過去のトラウマと目の前に現れる同じ顔の男たちという恐怖に対峙する主人公を見事に体現している。本作は“ホラー”に分類されているが、ジェシー自身は「ホラーというよりは、非常にピュアな映画だと思った」と独特の考察を語っていた。そして、映画『007 慰めの報酬』から『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの007シリーズにビル・タナー役で出演した英国俳優ロリー・キニアが、1人で何役もの不気味な男たちを怪演している。
第75回カンヌ国際映画祭の“監督週間”で上映され、その衝撃的な展開に度肝を抜かれる観客が続出した『MEN 同じ顔の男たち』。特にラストへと展開する怒涛の20分は永遠のトラウマになること必至。フロントロウ編集部では本作の鑑賞券(ムビチケカード)を3組6名様にプレゼントする。A24とガーランドが作り出す、メッセージ性の高いホラーを劇場で鑑賞して。
募集枠:3組6名様
応募方法:フロントロウ編集部の公式ツイッターアカウント(@frontrowjp)をフォローして、以下の該当ツイートをリツイートすれば応募完了。
応募締切:12月8日(木)23:59
美しい田舎町で男らしさの呪縛の悪夢が展開していく『MEN 同じ顔の男たち』(12/9公開)。観客に解釈や問いをゆだねる“議論しちゃう系映画”である本作を作りながら、監督は男性として“恥や罪悪感”を抱えたそう。当アカフォロー&当ツイRTした方の中から3組6名様にムビチケカードをプレゼント。12/8〆。 pic.twitter.com/Slw82NQIlz
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) December 2, 2022
(フロントロウ編集部)