ケンダル・ジェンナーも実践、心の傷を癒す「インナーチャイルドヒーリング」って?
2022年にTikTokで話題になった「インナーチャイルドヒーリング(Inner Child Healing)」をご存じだろうか?
インナーチャイルドヒーリング(またはインナーチャイルドワーク)は、幼少期のトラウマを認識し、癒すためのアプローチ。コーチングやメンタルヘルスケア、カウンセリングに特化したアプリ「BetterUp」によると、大人になってからの行動は幼少期の体験に起因しているそうで、インナーチャイルドヒーリングは自分自身を再育成することによって、満たされていない欲求に取り組むことに焦点を当てるものだという。
同アプリは、インナーチャイルドと向き合う方法として、「1. 自分の声に耳を傾ける」、「2. 瞑想をする」、「3. 自分で自分の親になる」、「4. インナーチャイルドセラピーを試す」、「5. 子ども時代を再想像する」、「6. 大切な人と話をする」、「7. (子どもの頃のように)遊ぶことを覚える」という7つのステップを紹介している。
リアリティスターやモデルとして活躍するケンダル・ジェンナーもインナーチャイルドヒーリングを実践するひとり。ケンダルは、長年、不安障害やパニック発作といったメンタルヘルスの問題に悩まされてきたことで知られる。
「私はセラピストと一緒にインナーチャイルドワークをたくさんしています。セラピストから、『自分の写真をバスルームの鏡に貼ってみたらどう?』と提案されました。もし自分で自分を苦しめるようなことがあれば、毎日、毎晩、彼女(=ケンダル自身)を見ながら話をするといいと。(まず写真を探すために)古いアルバムを引っ張り出しました。子どもの頃からずっと見てきたアルバムです。 ページをめくると、そこには今まで見たことのない自分の写真がありました。ポラロイド写真で、(写っているのは)髪にリボンをつけてドレスを着た幼い頃の私でした。腕にエイリアンのタトゥシールか何かを貼っていて、安っぽい笑みを浮かべていました。この写真を自分の鏡に貼ることにしました。もし鏡を見て自分に対してネガティブな気持ちになったときは、いつも彼女(自分)の方を見て、『彼女は素敵だ。彼女のことを愛してる』と言うようにしています」
ケンダルにとって、インナーチャイルドに優しくする=自己愛(セルフラブ)のひとつだそうで、名声に圧倒されそうになったときに実践すると役に立つと説明している。(フロントロウ編集部)