新たな生理用ナプキン「バンブーパッド」が海外で人気
生理用品の中でも圧倒的なシェアを誇っている使い捨てナプキン。海外ではそんなナプキンの種類も豊富になってきていて、生理痛にアプローチする次世代ナプキンや水に溶けるナプキンなど画期的なナプキンも続々と登場している。
そんな海外で今劇的に増えているのが、「バンブーパッド(Bamboo Pads)」と呼ばれる生理用ナプキン。
バンブーパッドとは、竹由来の繊維でできた生理用ナプキンのこと。昨年頃から欧米で注目度が高まっていて、多くのフェムテックブランドが続々と発売。バンブーパッドのみを展開する専門ブランドも誕生していて、生理用ナプキンのみならずパンティライナーなども登場している。
バンブーパッドはなぜ人気なのか、気になるその魅力をご紹介。
竹素材の生理用ナプキンが超優秀
海外でバンブーパッドが人気を集めている最大の理由が「機能性の高さ」と「肌への優しさ」。
じつは竹由来の繊維は、綿よりも高い吸水性を誇り、生理用ナプキンにはまさにもってこいの素材。しかも抗菌性にも優れていて、吸水性・抗菌性といった生理用品の重要なポイントで高い水準を誇っているとなれば、人気が高まっていることもうなずける。
そしてそれだけでなく、肌へのやさしさも魅力のひとつ。竹由来の繊維は柔らかく、肌への刺激が圧倒的に少ないため、敏感な肌を持つ人からも高い評価を得ている。さらに通気性に優れているため、生理中の悩みのひとつであるムレにも対応。生理中も快適に着用できるという。人気が急上昇しているバンブーパッドは、生理用品に求められる「吸水性」「抗菌性」「肌へのやさしさ」「通気性」をすべて兼ね備えたスーパー素材ということ。
環境への負荷が少なくサステナブル
バンブーパッドが人気を集めているもうひとつの理由が、環境にやさしくサステナブルであること。一般的な生理用ナプキンには、プラスチックが使用されているけれど、多くのバンブーパッドはプラスチック不使用。生分解が高く、ものによってはわずか数カ月で完全に土に還るほど。
さらに竹は、成長スピードが非常に速く肥料などを使わずに育つだけでなく、垂直に成長することで少ない土地面積で栽培できるなどさまざまな観点から環境への負荷が少ないと言われている。
海外で人気を集める竹由来の生理用ナプキン「バンブーパッド(BambooPads)」。今のところ日本で購入するのは難しいけれど、今後トレンド入りするかも。(フロントロウ編集部)