筋肉痛があるときのトレーニングで大事なこと
ハードな筋トレやエクササイズに励んだ後に待っている筋肉痛。この筋肉痛があるときに気になるのが、運動を休むべきか否か。頑張れば運動できなくもないけれど、動くのはかえってよくないのかなと悩むこともしばしば。
そんな疑問に終止符を打つべく、専門家にずばり質問。教えてくれたのは、スポーツ整形外科としてトップアスリートから高齢者までのリハビリやトレーニングを提供する「医療法人藍整会 なか整形外科」で理事長を務める樋口直彦医師。
筋トレはNG!2~3日空けて
筋肉痛があるときには筋トレは休むべきかという質問について樋口医師は、「結論から言うと筋肉痛がある時の筋トレはNGです」とコメント。
なぜなら筋肉痛は、筋肉が損傷しているというサインだから。樋口医師は、「筋トレなどで筋肉に負荷がかかることによって筋繊維に微細な損傷を引き起こし、炎症状態にある場合に筋肉痛が起こります」と説明し、損傷した筋繊維が修復されるまで休養する必要があると明かした。
具体的に休むべき期間は2~3日。樋口医師は、「損傷している筋肉が回復するまで48時間~72時間ほどかかるとされているため、2~3日は筋肉痛のある部位は安静にすることをオススメします」とアドバイスした。
軽めの有酸素運動は取り入れてOK
筋肉痛があるときでも取り入れていいというのが、軽めの有酸素運動やストレッチ。取り入れることで、むしろ痛みを和らげてくれるという。
樋口医師は、「運動全てがダメというわけではなく、軽いストレッチや有酸素運動は血液の循環が良くなり痛みの軽減に効果的です」と明かし、軽度の有酸素運動やストレッチは行なうよう勧めた。ちなみに有酸素運動は20~30分程度が理想的だそう。
筋肉痛があるときは筋トレはお休みし、ストレッチや有酸素運動をして過ごすことが正解だったよう。よく筋肉痛になるという人はぜひ覚えておいて。
教えてくれたのは…樋口 直彦医師
スポーツ整形外科としてトップアスリートから高齢者までのリハビリやトレーニングを提供する「医療法人藍整会 なか整形外科」の理事長。
バレーボールVリーグのサントリーサンバーズのチームドクターも務める。
「医療法人藍整会 なか整形外科」公式サイト:nakaseikei.com
(フロントロウ編集部)