2021年に映画『Rust』の撮影現場で俳優のアレック・ボールドウィンが小道具の銃を誤射し、撮影監督が死亡した事故で、検察はなぜアレックを過失致死容疑で刑事訴追した?フロントロウが解説。(フロントロウ編集部)

アレックの訴追を取り下げると検察が発表

 現地時間4月20日、ニューメキシコ州の検察当局は「さらなる調査と法医学的分析を必要とする新たな事実が明らかになった」として、2件の過失致死罪で起訴されたアレックの訴追を取り下げることを発表した。

 ただし、今回の決定はアレックの刑事責任を免除するものではなく、捜査は継続していることから、その過程で再び訴追される可能性もあるという。なお、武器係のハンナ・グティエレス・リードへの訴追は現時点では取り下げられていない。

 検察の発表を受けて、アレックの弁護団は「私たちは、アレック・ボールドウィンに対する訴えを棄却する決定を喜ぶとともに、この痛ましい事故の事実と状況について、適切な調査が行われることを望みます」とコメントを発表。

 また、時を同じくしてインスタグラムを更新したアレックは、「私はこの女性に何から何まで恩恵を受けている(ルーク、あなたにも)」と、困難な時期に自分のことを支えてくれた妻のヒラリア・ボールドウィンと弁護士のルーク・ニカス氏に感謝した。(フロントロウ編集部)

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