ビヨンセの史上最多受賞、ハリー・スタイルズの年間最優秀アルバム賞受賞など、ビッグアナウンスが多かった第65回グラミー賞授賞式。ただ、主要4部門のアナウンス後、カニエ・ウェストがトイレで用を足す動画を投稿する音楽ファンがちらほら。その理由とは?

カニエ・ウェストのグラミー賞おしっこ動画が拡散

 第65回グラミー賞の主要4部門のアナウンスが終わると、ツイッターは受賞者へのお祝いムードで溢れたが、一部ではある動画が投稿されはじめた。

 それが、カニエ・ウェストが2020年にSNSにアップした、“おしっこ中の動画”。しかし、ただ用を足しているのではなく、便器の中にグラミー賞のトロフィーを置いてその上に尿をかけているというもの。カニエは当時ツイッターで、“音楽業界の現状のシステム”を批判し続けており、その一環として、過去に受賞したトロフィーに尿をかけるというパフォーマンスを行なったのだ。

画像: カニエ・ウェストのグラミー賞おしっこ動画が拡散

 今回、この時のカニエの動画を使っているのは、主要部門の受賞を逃したアーティストたちのファン。ビヨンセのファンアカウントはグラミー賞のハッシュタグをつけて、動画を投稿。ビヨンセはアルバム『ルネッサンス』でキャリア初の年間最優秀アルバム賞の受賞が期待されていたため、なおさら不満は大きいよう。

 ブラジル出身の女性ポップスターとしては最多の5,500万人のインスタグラムフォロワーを誇り、昨年末の来日でも話題を集めたアニッタが新人賞を逃したことには、母国ブラジルのメディアも相当残念がっているようで、Central RealityやCHOQUEIなどのメディアがグラミー賞のハッシュタグを使って“トイレ”動画を投稿。新人賞の発表前にアニッタの受賞をお祈りしていたCentral Realityは、「大嫌いだグラミー賞」とまでツイートしていた。

 世界中からトップアーティストたちがノミネートされているうえ、音楽界最高峰のアワードなだけに、多くの人の強い思いがからんでいるグラミー賞。授賞式後には毎年、大なり小なり不満が出るものだが、今年も例年に変わりなく一部では結果に不満を持っている人がいるよう。

(フロントロウ編集部)

※ビヨンセのこの日の受賞回数に誤りがあったため修正しました。

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