映画『ハリー・ポッター』シリーズのエキストラ俳優が演じる生徒の寮の組分け方
J.K.ローリング氏による大ヒット小説を映画化した映画『ハリー・ポッター』シリーズ。2022年には1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開から20周年を迎えたが、記念すべき1作目で描かれた印象的なシーンの1つとして、ダニエル・ラドクリフ演じる主人公のハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校に入学した際に入る寮として、組分け帽子からグリフィンドールと告げられたシーンを思い浮かべる人も多いはず。
ホグワーツ魔法魔術学校に入学する生徒たちは、組分け帽子から、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンという4つの寮のうちのどこに入るかを組分けられる。組分け帽子が生徒ごとの適正を見極めて、4つの寮に組分けるのだが、主人公のハリーが被った際には、“スリザリンかグリフィンドール”で組分けを迷うシーンが描かれた。
組分け帽子はその生徒の性格や将来性などから組分けを判断していると思われるが、一方で、マグルの世界ではそうはいかないよう。映画には、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒として多くのエキストラ俳優が出演し、それぞれが各寮の生徒として出演していたが、エキストラが演じる生徒がどの寮の制服を着るかは、より現実的な基準で判断されたよう。
2011年に公開された映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』にエキストラとして出演して、レイブンクローの生徒を演じた俳優は、アメリカの掲示板サイトRedditに、自身がレイブンクローの生徒を演じることになった経緯について次のように明かした。
「撮影の6週間くらい前に衣装合わせがあって、そのときにたくさんの写真を撮られました。自分たちがどう見えるかを基準にして、どの寮に入るのかを決めていたように思います。赤毛の人たちはほとんどがグリフィンドールだったようでした!」
なんと、エキストラたちの組分け基準は“見た目”!!
エキストラが演じる生徒の寮は、それぞれの寮の制服を着用してみて、最もしっくりくる制服の寮で組分けられていたよう。エキストラいわく、赤毛の人はほとんどがグリフィンドールだったというのも、グリフィンドール出身であるロン・ウィーズリーの家族が赤毛であることを考えれば、“グリフィンドールっぽい”という点で納得がいく。
ちなみに、レイブンクローの制服が一番しっくりきたと判断されてレイブンクローの生徒を演じることとなったこのエキストラだが、残念ながら自身に似合っていたこの衣装を持ち帰ることは許されなかったとRedditで明かした。(フロントロウ編集部)