SNSで話題の「アンチエイジング・ピロー」とは?
枕は、布団と同様に睡眠の質を大きく左右する重要な寝具。とくに質の良い睡眠をとることは美容にとっても欠かせないことなので、毎日使う寝具にこだわっている人も多いはず。
そんななか、いまTikTokを中心にネット上で“ある枕”が、海外のビューティー好きたちの間で話題を集めている。
その枕というのは「アンチエイジング・ピロー(Anti-Aging Pillow)」。その名の通り、エイジングケア効果が期待できる枕だそうで、睡眠中の摩擦や圧迫による肌へのダメージを軽減したり、首にシワができるのを防いだりしてくれるそう。
アンチエイジング・ピローにはどんな特徴があるの?
米ニューヨークの皮膚科クリニック「GlamDerm」のオーナーで皮膚科専門医のリアン・マック医師によると、アンチエイジング・ピローの最大の特徴は、横向きやうつ伏せで寝たときに、顔や首にシワがつきにくいように設計されているところ。
マック医師は、「これらの美容枕は、顔と枕が接触する部分を最小限におさえる様々な工夫が施されており、翌朝の睡眠ジワやむくみを予防してくれます」と米Shapeで説明。横向きやうつ伏せで寝る際の接触を減らしつつ、快適な睡眠を提供してくれるという。
続けてマック医師は、「これらの美容枕は、顔のしわは筋肉の収縮だけでなく、睡眠中の枕の接触による顔の構造の歪みによっても引き起こされるという考えに基づいて誕生しました」と話し、美容のプロたちの間では、すでに関心が高まっているという。
アンチエイジング・ピローに切り替えたほうがいい?
専門家いわく、将来シワが発生するリスクをなるべく避けたいのであれば、早めにアンチエイジング・ピローに切り替えるのがベスト。
米ビバリーヒルズの眼形成外科医であるカーミ・パルサ医師は、「最初は一時的なものでも、年を重ねるにつれて寝跡は簡単には戻らなくなります」と忠告。枕によって肌が伸びたり圧迫されたりし続けると、だんだんとシワが戻らず定着しやすくなるため、とくに横向きやうつ伏せで寝ることが多い人は、アンチエイジング・ピローへの切り替えを検討したほうが良いそう。
ちなみに、アンチエイジング・ピローを取り入れているセレブは意外と多く、俳優のジェシカ・アルバや人気モデルのエミリー・ラタコウスキーも、ナース・ジェイミーの「BEAUTY BEAR アンチエイジングメモリーフォームピロー」という美容枕を愛用している。
快適な睡眠とシワ予防が期待できるアンチエイジング・ピロー。肌のシワを最小限に抑えつつ、快適な睡眠をサポートしてくれるアンチエイジング・ピローがあれば、毎晩寝るのが楽しみになりそう。(フロントロウ編集部)