ジョニーがカンヌ映画祭をめぐる騒動にコメント
そんななか、現地で記者会見に出席したジョニーが、過去の法的問題を理由にカンヌ映画祭に出席するべきではないという声が一部であがっていることについて、自身の考えを明らかにした。
ジョニーは、「私にカンヌ映画祭に来てほしくない人がいたらどうするかという、理論的な話をしているのでしょうか? もしもある日、私は何があっても、どんな状況でも、一生マクドナルドに行ってはいけないとなったらどうなるでしょう? 同じ部屋に集まって、私がビッグマックを食べるのを繰り返し見て笑う39人の怒れる人がいるからという理由で」と、自分をネタに笑ったり怒ったりする一部の人たちのせいで自分の権利が侵害されるべきではないという気持ちをにじませ、「彼らは何者なのでしょうか? 彼らはなぜ気にするのでしょうか? (彼らは)ある種の生物。パソコンの画面の光を覆い隠す、マッシュポテトの山。暇を持て余している匿名の誰か。私たちが心配すべきことではありません。実際にはどういうことなのかを、皆さんはもっとよく考えたほうがいいと思います。本当に」と続けた。
また、過去のインタビューでは“ハリウッドにボイコットされていると感じる”と言っていたジョニーだが、時間が経って心境に変化があったようで、「今はハリウッドからボイコットされているとは思っていません。私はもうハリウッドのことを考えていなければ、ハリウッドの必要性も感じていないからです。誰もが自分らしくいたいのに、それができない、一列に並ばなければならない、適合しなければならない、そんなとても奇妙でおかしな時代だと思います。そういう人生を生きたいならどうぞ。私は反対側へ行きます」と、吹っ切れたように語った。
なお、『Jeanne du Barry』のカンヌでの評価は上々で、米Varietyによると、上映後、約7分間にわたってスタンディングオーべションを受けたという。その光景を目にしたジョニーは感極まった様子で、涙をこらえながら、観客に向かって手を振るなどして、長時間にわたる拍手と声援にこたえたと同メディアは伝えている。(フロントロウ編集部)