『Firebrand』でヘンリー8世を演じるジュード・ロウ
映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズで若き日のダンブルドア、『ピーター・パン&ウェンディ』でフック船長と、アイコニックなキャラクターを演じることが多いジュード・ロウが、次に演じるのはイギリス・チューダー朝の王だったヘンリー8世。
Jude Law and Alicia Vikander as Henry VIII and Katherine Parr in Karim Aïnouz’s FIREBRAND pic.twitter.com/o5CHGqjxZn
— Film Updates (@FilmUpdates) May 21, 2023
問題児のイングランド王としても知られているヘンリー8世を映画『Firebrand』で演じるジュードは、観客には分からないところまで役作りのためにこだわったとVarietyが報じた。
見た目を似せるのはもちろん、ジュードがヘンリー8世を演じるにあたりこだわったポイントは、なんと匂い。
ヘンリー8世は、馬上槍試合で落馬したことで脚に潰瘍ができ、様々な匂いが相まって強烈な匂いを放っていたそうで、ジュードは「『3部屋先までヘンリーの匂いがした』という興味深い記事をいくつか読んだんです。彼の足はひどく腐っていて、それをローズオイルで隠していたんです」とコメントし、「ひどい臭いがしたら、インパクトがあると思いました」と、匂いまでこだわった理由を明かした。
そんなヘンリー8世の匂いを再現するために香水の専門家に依頼したそうで、「彼女はどうにかして、血、糞尿、汗といった、とんでもない種類の香りを作り出したんです」と話した。
最初は控えめにつけていたようだが、どんどんいっぱい使うようになったようで、監督を務めたカリム・アイノズは、「ジュードがセットに入って来た時、ほんとにひどかったです」とコメント。
監督までもが最悪と言ったジュード流のヘンリー8世の匂い、一体どんな匂いだったのか気になるところ。スクリーンでは分からない香りにまでこだわるとは、さすがだった。(フロントロウ編集部)