12歳の子どもに不適切な行為やハラスメント行為を行なったとして、子どもの母親から告発された俳優のエズラ・ミラーが、母子に近づくことを禁止する保護命令が解除されたことを受けてコメントを発表。(フロントロウ編集部)

エズラ・ミラーが12歳の子どもへの不適切行為を否定

 昨年6月、12歳の子どもに不適切な行為やハラスメント行為をしたとして、子どもの母親から告発された俳優のエズラ・ミラーが、母子に近づくことを禁止する保護命令が解除されたことを受けて、自身のSNSを通じてコメントを発表した。

 米Daily Beastによると、子どもはエズラと同じノンバイナリーで、エズラはその子どもに強い関心を示していたという。子どもに抱きつく、お尻のあたりを触るなどの不適切行為があったとされているほか、母親を怒鳴りつけたり、隠し持っていた銃を見せて脅したりしたこともあったとDaily Beastは伝えている。なお、母親が訴えたあと、裁判所から保護命令が出されたが、この件でエズラが刑事告発されることはなかった。

画像: エズラ・ミラーが12歳の子どもへの不適切行為を否定

 以下、エズラのコメントの全訳。

 「この結果に勇気づけられました。これまで私のことを支えてくれたすべての人たちにとても感謝しています。同時に、私は保護命令制度のひどい悪用を確実に阻止することを求めます。

 保護命令とは、危険にさらされている個人、家族、子どもの安全を確保するためのものです。これらの制度を真に切実に必要としている人々がいるなかで、注目や一時のタブロイド紙の名声、あるいはある種の個人的な復讐を求める人々が武器として使うためのものではありません

 事実が示すように、私は操作的で破壊的な行為の前歴を持つ個人によって、不当に、そして直接的に標的にされてきました

 私は無謀にもデマを流し、このストーリーの真実と背景を正確に報道しなかったメディア関係者に対し、より高い基準を持ち、(記事の)クリック数を追い求めるのではなく、時間をかけて事実を見極めるよう懇願します

 個人的なことになりますが、私は自分自身の健康を維持するために最善を尽くし、この試練が私や私に近しい人々にもたらした巻き添え被害から回復するために、できる限りの努力を続けていることを皆さんに知っていただきたいです

 最後に、私を最後まで見守り続け、ここまで一緒に乗り越えてくれた大きな勇気を持った人たちへ。あなた方のサポートが私にとってどれだけ意味のあったことか、これから長い時間をかけて説明していこうと思います

 あなたに永遠の感謝と称賛、そして愛を捧げます。エズラ」

画像: ©︎Ezra Miller/Instagram

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 同様に、エズラの弁護士も告発の内容を否定しており、「エズラは、葛藤しているときに自分が過ちを犯し、取り返しのつかないことをしたと思うことがあったことを否定しません」としたうえで、裁判所が出した保護命令は「事実と異なる申し立てに基づいていた」と主張。「しかし、だからといってすべての疑惑、噂、誤った告発が真実であるとはかぎりません。このような主張が、事実や真実を顧みることなく、無頓着に増幅されることは、現実の世界に影響を及ぼします。不謹慎なメディアによって煽られたこれらの虚偽の疑惑は、エズラの回復を脅かし、彼らの評判とキャリアにひどいダメージを与えました」と声明で述べている。

 フロントロウで何度かお伝えしているが、エズラは2022年に入ってから私生活で問題行動が続いており、これまでに何度も警察沙汰・裁判沙汰になっている。そういった事情もあって『ザ・フラッシュ』はお蔵入りになる可能性も囁かれたが、6月に無事公開された。

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