シンガーのブリトニー・スピアーズが、NBA選手のビクター・ウェンバンヤマに近づこうとして彼のボディガードとトラブルに。ブリトニーはビクターのボディガードから暴力を振るわれたとして警察に被害届を提出した。(フロントロウ編集部)

NBA選手のビクター・ウェンバンヤマの主張

 ビクターはニュースになるまで自身のボディガードとトラブルになった人物がブリトニーだとは知らなかったとそうだが、声明のなかでボディガードが介入した相手(=ブリトニー)に「うしろからつかまれた」と述べている。

 「スパーズのセキュリティチームの何人かと一緒にレストランに行ったとき、ちょっとしたことが起きました。僕らはホールにいました。大勢の人がいて、僕の名前を呼んでいました。そのなかの1人が僕の名前を呼ぶ声が聞こえましたが、(こういったシチュエーションに遭遇した場合にどうすべきか)事前にセキュリティチームと相談していたので、僕は立ち止まることができませんでした。その人は僕を『サー、サー(sir, sir)』と呼びながら、うしろから僕のことをつかみました。僕は立ち止まることなく、ただまっすぐ歩き続けたので、何が起こったのかわかりませんでした。でも、その人は間違いなく僕のことをうしろからつかみました。肩ではなく、うしろからつかんだんです。僕のボディガードがその人を押しのけたことは知っています。どれくらいの力で、突き飛ばしたのかまではわかりません。僕は店の中に入って素敵なディナーを楽しみたかったので、立ち止まって(様子を)見ることはしませんでした」

ブリトニー・スピアーズの主張

 ビクターはブリトニーに「うしろからつかまれた」と主張しているが、ブリトニーは声明で「肩を叩いただけ」だと反論している。

 「トラウマになるような経験は私にとって目新しいものではなく、過去にも似たような経験をしています。でも、昨夜、私に起こったことについては心の準備ができていませんでした。夕食に向かう途中、ホテルのロビーである選手を見かけました。その後、別のホテルのレストランに行ったら、また彼を見かけたんです。それで、私は彼に近づいて、彼の成功を祝福しようと思いました。(大勢の人がいて)うるさかったので、彼の肩を叩いて注意を引こうとしました。彼が、私が『うしろからつかんだ』と主張しているのは知っていますが、私は肩を叩いただけです。彼のボディガードは振り返ることもなく、群衆の前で私の顔を手の甲でビンタしました。私は危うく倒れそうになり、サングラスが顔から外れそうになりました」

 なお、騒動の直後、ビクターのボディガード(スパーズのセキュリティチームのディレクターだと言われている)がブリトニーのテーブルを訪れ謝罪したと一部で報じられているが、ブリトニーは「私はまだ選手や彼のボディガード、所属チームから公式に謝罪を受けていません。そうなることを願っています」と否定している。

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