機内食の代わりに配られたのはケンタッキーのチキン
カリブ海に位置するタークス・カイコス諸島からロンドンに向かうブリティッシュ・エアウェイズの飛行機で、ケータリングの手違いで機内食が提供できなくなってしまったため、代わりにケンタッキーフライドチキン(KFC)のフライドチキンが配られたと旅行サイトのOne Mile At A Timeが伝えた。
同サイトによると、機内食を載せたケータリングのカートが適切に冷却されていなかったため、機内で提供されるはずだった料理がすべて廃棄されてしまったという。ブリティッシュ・エアウェイズは米Insiderに送った声明のなかで、「不測の事態」のため乗客に通常の食事サービスを提供できなかったと述べた。また、空港では利用できる選択肢が限られていたため、別の場所で食事を調達しなければならなかったことを明かした。
バハマで予定されていた途中降機中に、同航空の従業員がバーレル(※バケツ型の容器)数杯分のケンタッキーのフライドチキンを持って戻ってきたとInsiderは伝えている。ただし、状況が状況なだけに、配られたのは乗客1人につき1ピースだけで、ビジネスクラスやファーストクラスの乗客にも同じものが提供されたそう。
ブリティッシュ・エアウェイズは、約12時間40分のフライトで迷惑をかけてしまったお詫びとして、着陸時に軽食の引換券を乗客に渡し、さらに「お客様に十分な食事サービスを提供できなかったこと、その場に応じて対応するしかなかったことをお詫び申し上げます。今回のことで気分を害した方がいらっしゃるようでしたら、申し訳ありません(原文:We apologize to customers that their full meal service was not available and we had to “wing” it on this occasion. We're sorry if we ruffled any feathers)」と、フライドチキンにかけて「wing」と「feather」という単語を用いて謝罪した。