「みんながバービーでみんなが何にでもなれる」
日本に先駆け全米公開を迎えた映画『バービー』は、週末3日間の興行収入は2023年に公開されたすべての映画でNo.1となる1.55億ドル(約218億円)を記録し、また、7月30日時点で全世界累計興行収入が現時点で今年3位の7.8億ドル(約1115億円)を突破する大ヒットとなっている。※数字は全て BoxOfficeMojo 参考)
監督を務めたグレタ・ガーウィグの「まだ伝えるべき物語があるキャラクターだと感じたし、バービーの伝説を称えながら、予想外の新しい切り口で彼女の物語を掘り下げ、新鮮で活き活きとした現代に合ったバービーを描けると思った」という思いがつまった本作。劇中には、大統領バービーからノーベル物理学賞受賞バービーまであらゆるタイプのバービーが登場し、「ハイ、バービー!」「ハイ、バービー!」と言い合う姿が印象的。もちろん、ケンもたくさん登場する。
この描き方についてグレタ監督は、「重要視していたのは、観る人が自らをバービーやケンに重ねられることだった」と説明。バービー役のハリ・ネフは「みんながバービーでみんなが何にでもなれる」と、バービー役のアレクサンドラ・シップは「誰一人として同じバービーはいない」とコメントした。
マテル社はバービーに対して、「一つの性格、体型、性に限定されない」という理念を持つ。本作では、その理念を守り、世界には“多様な女性がいる”というメッセージを送るためにも、多種多様なバービーが登場するのだ。
たくさんのバービーそしてケンたちが、映画を観る者にどのような共感や感動をもたらすのか? すでに映画を鑑賞した観客からは、「信じられないぐらい良かった。期待を超えた。面白いとはわかってたけど、ここまで面白いとは思わなかった。しかも感動した」「世界に向けて女性が成長する素晴らしいメッセージもあった。女性の描かれ方がすごく良かった」「ずっと笑いっぱなしだった」「泣いて、笑っての全てが含まれた映画」「正直、もう一度観たい」などと、絶賛の声が相次いでいる本作。見た目も中身も異なる多種多様で魅力的なバービーたちの姿も、世界中で記録的大ヒットを飛ばしている要因のひとつとなっている。
本日8月2日には、本作のオープニング興行収入で女性監督歴代最高額を記録し今最も注目されるクリエイターとなったグレタ監督と、『ハリー・ポッター』シリーズをヒットに導き、『バービー』だけでなく『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』も手掛ける名プロデューサーのデイビッド・ヘイマンがついに来日イベントに登場。どんな自分にでもなれる、完璧で夢のような毎日が続く“バービーランド”から、悩みのつきない人間の世界へ。そこでの出会いを通して気づいた、”完璧”より大切なものとは?そして、バービーの最後の選択とは? 映画『バービー』は8月11日(金)公開。