スムージーのプロが教える失敗しにくいつくり方
野菜や果物をたっぷり入れてつくるスムージーは、1杯でたくさんの栄養素が取り入れられてヘルシー。そんなスムージーで難しいのが味の調整。
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バランスが難しく、苦すぎたり水っぽすぎたりといった失敗はつきもの。そんな失敗をしにくくするコツを、スムージーに精通したプロフェッショナルがレクチャー。
教えてくれるのは、アメリカで100年以上もの歴史を持つ高機能ブレンダーVitamix(バイタミックス)の料理教育部門でシニアマネージャーを務めるアダム・ウィルソン氏。ウィルソン氏が米Well+Goodで明かした、スムージーでよくある失敗とその解消法をご紹介。
苦すぎ:野菜の種類を幼葉のものにする
手作りのスムージーでとくによくある失敗が、苦くなりすぎること。その原因についてウィルソン氏は、「スムージーが苦くなってしまう原因の多くは、緑黄色野菜などの野菜の苦みが強すぎるのが原因です」と説明。この失敗に対処する方法は、野菜のチョイスを工夫すること。
ウィルソン氏のオススメは、幼葉の野菜を使用すること。日本で幼葉は「ベビーリーフ」という総称で知られていて、複数の種類がパック詰めされて販売されていることも多い。そんなベビーリーフを取り入れることで、苦みを弱めることができるという。
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またイチゴやオレンジ、パイナップル、マンゴー、バナナを加えることで、フルーティーな甘さをプラスし、苦みをカモフラージュできると明かした。
ちなみにどんな方法を実践しても苦い場合の対処法としてウィルソン氏は、バニラなどの風味のプロテインパウダーを少量加えるよう勧めた。この方法を取り入れると、ほぼ確実かつ簡単に苦みを隠すことができるそう。
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水っぽすぎ:バナナやマンゴーなどの濃厚なフルーツを入れる
つくってみたものの味が薄いなら、オススメなのがこっくり濃厚なフルーツを入れること。
ウィルソン氏は、「スムージーが水っぽくなってしまうのを解消したい場合、バナナやマンゴーなどのフルーツを加えるのがオススメです」と説明。そのほかナッツやシード類、ヨーグルトなどをプラスしても、水っぽさや薄さを感じにくくなると明かした。
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またカリフラワーを加えるのもいいそうで、風味が主張されることなく、クリーミーさとコクを高めてくれると説明した。
甘すぎ:柑橘類をひと絞り
スムージーが甘すぎるのが気になる人には、柑橘系のフルーツを取り入れるのがオススメ。
ウィルソン氏が推奨するのはレモンやライムの果汁を少量絞ること。「レモンかライムの果汁を少し加えるだけで酸味のパンチが加わり、甘さのバランスが取れます」と説明した。
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反対に甘さが足りない場合は、デーツやマンゴーなどの甘味の強いフルーツを入れるか、ハチミツやメープルシロップといった甘味料を少量プラスするのがいいと明かした。ただし甘味料はごく少量でも一気に甘さが強くなることがあるため、慎重に入れるようアドバイス。
スムージーのプロフェッショナルが教える失敗を防ぐコツ。味に納得いかないことがあるなら、ぜひ参考にしてみて。