ジャスティン・ビーバーが長年のビジネスパートナーであるマネージャーのスクーター・ブラウンとの契約を解除したとする報道が話題になっているなかで、アリアナ・グランデやデミ・ロヴァートが続々とスクーターとの契約を終了したことが報じられた。(フロントロウ編集部)

デミ・ロヴァートとアリアナ・グランデ、J.バルヴィンがスクーター・ブラウンとの契約を終了

 ジャスティン・ビーバーを発掘したことで知られる、音楽業界随一の敏腕マネージャーであるスクーター・ブラウンのもとから、次々と大物アーティストたちが離脱していると報じられている。先日、ジャスティンがスクーターとの契約を解除したとするニュースが関係者によって否定されていたが、今回、デミ・ロヴァートが先月をもってスクーターとの契約を終了していたことが明らかになった。

画像: スクーター・ブラウン。

スクーター・ブラウン。

 デミは2019年からスクーターのマネージメント会社であるSB Projectsと契約を結んでいたが、米Billboardによればデミは先月を持ってスクーターのもとを離れて、現在は新しいマネージメントを探しているところだという。

 さらに、米BillboardやThe Wrapによれば、2013年から同じくSB Projectsと契約を結んでいたアリアナ・グランデもスクーターとの契約を終えたという。アリアナがスクーターと契約してから最初のプロジェクトとなったのは2013年にリリースしたデビューアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』で、今週8月25日には同作の10周年記念エディションをリリースすることが発表されている。

画像: デミ・ロヴァートとアリアナ・グランデ、J.バルヴィンがスクーター・ブラウンとの契約を終了

 SB Projectsをめぐっては、今年5月にラテンミュージックを代表するアーティストであるコロンビア出身のJ.バルヴィンも契約を終了したことが報じられており、デミとアリアナの離脱報道は、彼に続くものとなっている。

テイラーとのバトルにHYBE社への売却

 スクーターは積極的に様々なプロジェクトに乗り出すことで知られていて、最近ではテイラー・スウィフトの楽曲購入に関連してテイラーとバトルが起きて、ジャスティンを筆頭に多くのアーティストたちがコメントする騒動に発展したこともあった。2021年にはBTSが所属するHYBE社との買収契約が終結して、以来、SB ProjectsはHYBEの傘下にある。

画像: テイラーとのバトルにHYBE社への売却

 SB Projectsは音楽業界をリードしているマネージメント会社の一つで、デミやアリアナの名前が今なお掲載されている同社のホームページによれば、他にもカーリー・レイ・ジェプセンやデヴィッド・ゲッタ、ザ・キッド・ラロイ、ブラック・アイド・ピーズらが同社に所属している。

 同社からの離脱報道をめぐっては、ジャスティンとの契約解除が封じられた際に関係者がUs Weeklyにそれを否定する証言をしたものの、記事執筆時点では正式に同社やスクーター本人、アーティストたちから声明は発表されていない。

 現時点ではアリアナやデミらがスクーターとの契約を終了した経緯は明らかになっていないものの、過去にマネージャーが複数のアーティストとの契約を終了したケースだと、金銭面の不正でバックストリート・ボーイズと’NSYNC(インシンク)から契約を解除された故ルー・パールマン(※彼はその後、性的不適切行為も告発されている)や、金銭面の軋轢などからザ・ローリング・ストーンズから解雇され、ザ・ビートルズとの契約時にはメンバーが分裂する大きなきっかけの1つを作った故アラン・クレインの例などがあり、金銭面での問題や相違から袂を分かつというケースが少なくない。

 

  

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