【何が起きている?】離脱報道が続く裏にある2つの可能性
現在42歳のスクーターは、2007年に自身のマネージメント会社であるSB Projectsを設立。同じ頃にYouTubeでジャスティン・ビーバーが歌っている動画を発見して、彼を音楽の道へとスカウトした。ジャスティンを世界的なポップスターへと成長させたことでスクーターは一躍最も将来が期待される有望な若手マネージャーの1人となり、その後、アリアナやデミなどと契約を結んだ。
しかしながら、2019年にテイラー・スウィフトの楽曲の原盤権を購入したことをきっかけに、テイラーとバトルに発展。“テイラー派”と“スクーター派”などショービズ界を二分するような騒動になり、テイラーのファンらを中心にスクーターを懐疑的に見る風潮が広まった。
スクーターは積極的に様々なビジネスに乗り出してきており、2021年にはBTSが所属するHYBE社との買収契約が終結。以来、SB ProjectsはHYBEの傘下にあり、スクーターはHYBE America社でCEOを務めている。米Varietyは今回の一連の離脱騒動について、スクーターがHYBE America社のCEO業に専念するためだとして、「彼はマネージメント業を離れようとしています。ここ数年そのような感じです。それが実際のところです」とする関係者の発言を報じている。
一方で、もしそのようなことが理由であれば、何かしら報道を否定する声明や、契約解消を正式に発表する声明が両陣営から出てもいいはず。過去の例を見ると、一度に複数のアーティストがマネージャーの元を離れるときには、金銭面で何かしらのトラブルがあったか、何かしらのスキャンダル告発があったかというケースが多いが、今回もそのようなケースである可能性を米Varietyが報じている。米Varietyは別の関係者の証言として、「彼は破裂しようとしているのです」と、今後何かしらの暴露が出る可能性を示唆して、「パンデミック以降は世界が変わりました。これ以上、最悪な人でいることはできないのです」とする証言も報じている。