飛行機の機内でカーペットに血液が染み込んでいることに気づいた乗客。それだけでも最悪なのに、乗客自らがおしり拭きワイプで掃除させられるはめに。(フロントロウ編集部)

四つん這いになって他の乗客の血液を掃除

 パリ発トロント行きのエールフランスの飛行機に乗っていたジャーナリストのハビブ・バッタが、機内での恐怖体験を、写真と動画付きでツイッター(X)に投稿し話題を呼んでいる。

 ハビブは「これまで人生でいろいろ見てきたけど、今回の血まみれカーペットは別次元だった」とツイッター(X)に投稿。「パリからトロントまでの大西洋横断便に乗って1時間、何かひどい臭いがし続けていたけど、それが何なのかわからなかった」というハビブだが、しばらくして、座席近くのカーペットに赤い大きなシミができていることに気がついた。

 触ってみると濡れていたので客室乗務員に声をかけると、「肩をすくめて、おしり拭きワイプを手渡してきた」そうで、カタコトのフランス語で「まるでうんちみたいな臭い」だと訴えたが何もしてくれず、結局、自分で掃除するはめになったことを明かした。

画像: 四つん這いになって他の乗客の血液を掃除

 なお、カーペットだけでなく、床に置いてあったハビブのリュックサックも血で汚れていたそうで、客室乗務員から追加のおしり拭きワイプとビニール手袋を渡されたハビブは、自分のリュックサックとカーペットを、四つん這いの状態で30分間にわたって掃除したという。

 ハビブはその後、じつはこの血液は前の便の乗客のもので、清掃員が汚れた座席を撤去したものの、床の汚れを掃除していなかったことを客室乗務員から知らされた。その乗客が「内出血と感染症」を患っていたという話を聞いたハビブは、彼や他の乗客が病気にさらされた可能性について指摘した。 

 ツイッター(X)の最後の写真に添えられたコメントで、ハビブは「エールフランスがこの件を真摯に受け止め、私たちが危険な汚染物にさらされた可能性について説明してくれることを願います」と書き、「客室乗務員の責任者は、2日前のパリ発ボストン行きの便に病気の乗客が搭乗していたとの報告書を提出した」と締めくくっている。

 このハビブの投稿が反響を読んでいることを受けて、エールフランスは「ハビブさん。当社はこの件について真剣に受け止めております。すぐに連絡をさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」との声明を発表したが、機内で起こった出来事についての詳しい説明は避けた。米New York Postはエールフランスにさらなるコメントを求めたが、期日まで回答が得られなかったそう。

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