健康的な睡眠は布団に入る前から始まっている。

65歳以上では適切な室温が変わる

 アメリカ睡眠財団が発表している、快眠のための室内温度は15~19度。暑がり・寒がりさんは、「気候に合わせてシーツや毛布を変えれば」良いとされている。ただ、学術誌Science of the Total Environmentに最近発表された研究結果では、65歳以上の人は20~25度が良いことがわかったという。

 24度はほとんどの人にとって暑すぎて眠りにくいとアメリカ睡眠財団はしているが、50人の睡眠を11,000日間モニターした最新の調査では、65歳以上の人の場合は、睡眠効率が低下し始めるのは気温が25度を超えてからであることが判明したという。

 ちなみに、厚生労働省が発表している「睡眠指針12箇条」によると、実際の生活環境では寝具・心意寝衣を用いるため、室温は13~29度が許容範囲。季節によって部屋の温度は増減するかもしれないが、「寝床内で身体近傍の温度が33度前後になっていれば、睡眠の質的低下はみられない」という。

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