キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックのセリフの量が話題
映画『ジョン・ウィック』シリーズでキアヌ・リーブスが演じる主人公のジョン・ウィックは口数が少なく寡黙なタイプだが、シリーズ最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』ではさらにしゃべる機会が少なくなっているという。
参考までに、米Screen Rantによる調査結果では、1作目の『ジョン・ウィック』でキアヌが発したセリフの数は「484単語」で上演時間は101分、2作目の『ジョン・ウィック:チャプター2』は「499単語」で上演時間は122分、3作目の『ジョン・ウィック:パラベラム』は「410単語」で上映時間131分だった。
そして、シリーズ最長となる上映時間169分の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でキアヌが発したセリフの数は、たったの「380単語」であることがわかった。上映時間は1作目の1.5倍以上あるが、キアヌ演じるジョン・ウィックの口数は回を追うごとに減っている。
しかし、セリフが少ないのは、チャド・スタエルスキ監督とキアヌが相談して決めたことだそうで、脚本の初稿にあったセリフを半分近くまで削ったと米Wall Street Journalは伝えている。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でキアヌ演じるジョン・ウィックはひとつの文章につき平均4単語を口にしており、そのうちの27%は「Yeah(意味:うん、ああ)」を含む一語で構成されているという。また、グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)と決闘の話し合いをするシーンでは、「ピストル」「容赦しない」など、ひと言で済むようにキアヌ自らアレンジしたそう。
ちなみに、キアヌのセリフへのこだわりについて、共同脚本家のマイケル・フィンチ氏は、「彼と一緒に仕事をすると、彼が言葉を発しないことにどれほど熱心であるかに驚かされます」とWall Street Journalに語っている。