リンダ・エヴァンジェリスタが今と昔の撮影方法の違いを明かす
かつては、シャネルのデザイナーであるカール・ラガーフェルドやスティーブン・マイゼルのミューズとして活躍し、ナオミ・キャンベルやシンディ・クロフォード、クラウディア・シファーらと共に、90年代のモデル業界を牽引してきたリンダ・エヴァンジェリスタ。
2021年には、Zeltiq社が脂肪を減らすとして展開しているクールスカルプティングの施術を受けた結果、逆にPAHという脂肪過多症になってしまい2回の矯正手術を施術したことを告白したことでも話題に。
そんなリンダがトーク番組『The View』に出演した際、80年代のモデル業界と今ではどう違うか明かした。
80年代と今では「撮影後の編集作業」に違いが
リンダが指摘した違いは、過度なフォトショップやレタッチなど、撮影後の修正作業が一般化していること。
撮影後に多くを修正する行為は撮影の「芸術性」にも影響すると考えているリンダは、「ポストプロダクション(撮影後の編集)やフォトショップ、レタッチは悪魔だと思います」とバッサリ。
「昔は写真を撮るときは、ごまかすこともありました。ベルトをきつく結んで、後ろにコーラの缶を入れてウエストをギュッと締めて見せたり。目の下のクマを隠すためにレフ板を使ったり。でも、写真のレタッチはしませんでした。私たちはセットで完璧にやったので。現場で見せるものが結果だったのです」と告白。
そして、「今は例えば撮影現場でボタンが外れても、『心配しないで、後で付けますから』って言われます。つけまつ毛が取れかかっていても、『大丈夫、後で直すから』って言われるんです」と、その場にかける完璧主義の精神が失われたと付け加えた。