初来日が自作のインスピレーションに?
9. ショーでファンと触れ合えることが何よりの喜び
かつて、キャリアのまさにこれからというときにパンデミックに見舞われ、ライブをする機会を失ってしまったNOTD。だからこそ、自分たちにとっての2番目の転機は、パンデミックを経てラスベガスでライブができたときだったと振り返る。
「あのときはパンデミックが明けたばかりの頃で、僕らとしてもすごく久しぶりのショーでした」とトビー。「ラスベガスでショーをやったのはそのときが初めてだったのですが、今までで一番多くのオーディエンスが集まり、僕ら史上最大のショーになりました。1万5,000人くらいのオーディエンスが集まってくれたのですが、あれはすごくクールでしたね」と続けた。
「(パンデミックで)ショーができなかったときは、ファンのみんなとの繋がりが、ストリーミングの再生数などの数字でしかわからなかった部分もありました。ショーで実際にシンガロングをしてくれている光景を見ると、本当に最高の気持ちになれます」とサムも語る。
ショーでのファンとの繋がりを大切にしている2人に、“日本での初めてのツアーがファンの心にどんな形で残っていたら嬉しいですか?”と訊くと、トビーは次のように語った。「特別な時間になっていたら嬉しいですね。公演用に楽曲を編集して繋ぎ合わせることもそうですし、僕らはショーにすごく力を入れています。みんなが楽しい時間を過ごしてくれていたら嬉しいです。もしファンのみんなと話す機会があったら、なおさら素敵だなと思います」
10. この来日がキャリアのターニングポイントになる
今回の取材で2人にNOTDとしてのキャリアのターニングポイントを訊くにあたって、“3つ挙げてください”とお願いしたのだが、①“「I Wanna Know」の大ヒット”と、②“ラスベガスでのショー”に続けて、3つ目に挙げてくれたのが今回の来日だった。「3番目のターニングポイントは、今こうして日本に来られたことです」とトビーが語ると、サムもすぐさま「うん、僕もそうだね。こうして日本に来られたことです。ここへ来ることはずっと夢だったので」と同意した。
「日本のファンのみんなには、僕らの音楽を聴いてくれて、サポートしてくれてありがとうと伝えたいです」とトビーは語ると、次のように続けた。「すごく嬉しいことです。だって、みんなのおかげで僕らは日本に来ることができたんだから」
11. その日に買った古着をすぐ着るほどの古着好き
日本に来るのが夢だったという2人。インタビューは彼らが日本入りした翌日に行なったのだが、到着して翌日にすぐに仕事だった中でも、合間に観光の時間を見つけ、この日は取材前に古着屋でショッピングを楽しんだという。
なんと、トビーが取材時に着用していたシャツは、直前に古着屋で買ったもの! 「今日、クールな古着屋さんに行ってきたのですが、実はこのシャツはさっき買ったものなんですよ」と嬉しそうに教えてくれた。
そして、サムもトビーと同じくらいの古着好き。“この後、オフの時間が取れたら何をする予定ですか?”と訊いてみると、「古着屋さんにもっと行きたいですね」と即答したサム。「あとはいろんな食べ物を食べたい。食べまくりたいです(笑)」と続けた。
12. ファンがスウェーデンに来たら都会も田舎も案内してあげたい
プロモーションにツアーにと、初来日で多忙なスケジュールをこなしながら、合間の時間で観光も楽しんだ2人。反対に、“もし日本のファンがスウェーデンを訪れたら、どんなところを案内したいですか?”と訊いてみると、2人からはそれぞれ違った回答が返ってきた。
自然が大好きだというトビーがおすすめするのは、田舎の景観。「ぜひ田舎のほうに連れて行きたいですね。僕はスウェーデンの南のほうの出身なのですが、たくさんの緑や綺麗な湖が合って、とても綺麗な景観が広がっているので。ぜひ見てもらいたいなと思います」とプランを教えてくれた。
一方で、サムは日本のファンにはぜひ、都市部のストックホルムを見てもらいたいという。「僕はストックホルムを案内したいですね。ストックホルムにガムラスタンという地区があって、旧市街という意味なのですが、古い建造物がそのまま保存されていて、すごく素敵な場所なんです。ぜひそこへ案内したいですね」と語った。
そして、そう教えてくれた2人にとって、観光や旅行は音楽の最大のインスピレーションの1つだそう。「新しい場所を見に行くのもインスピレーションになりますね」とトビーが教えてくれたので、“今回の日本滞在が次のインスピレーションになることを願っています”と伝えると、2人からは笑顔でこう返ってきた。「ええ、もちろん! 僕らもそうなることを願っています」
<リリース情報>
NOTD
最新シングル「Hold On Me feat. Emei」
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Photo:フロントロウ編集部