ヴィン・ディーゼルが性的暴行で訴えられる
2001年に第1作目が公開されて以来、20年近くにわたって人気を拡大してきた映画『ワイルド・スピード』シリーズ。2023年にはシリーズ10作目となる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』が公開され、世界的な成功を収めたほか、女性キャラクターを主軸に迎えたスピンオフの計画も進行している。
そんな『ワイスピ』で主人公“ドム”ことドミニク・トレットを演じ、プロデューサーとしても名を連ねているヴィン・ディーゼルが、性的暴行で訴えられた。
今回ヴィンから性的暴行を受けたと告発しているのは、ヴィンの制作会社であるOne RaceFilmsのアシスタントとして働いていたアスタ・ジョナソン。
彼女はシリーズ5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』の撮影中に、ヴィンがアトランタのセントレジスホテルのスイートルームで複数の女性と遊んでいた後に性的暴行を受けたと訴えている。
TMZが入手した裁判資料によると、アスタはパパラッチを避けてヴィンをホテルから連れ出すという任務を与えられていたが、その際、ヴィンが無理矢理アスタのことを掴み、胸を触ってキスをしたという。それだけでなく、無理矢理ドレスをたくしあげ下着を下ろされそうになったほか、ヴィンの男性器を触らせられたと主張。その後ヴィンはアスタによりかかりながら自慰行為をしたという。
彼女は一連の行為が終わるまで目を閉じていたそうで、全てが終わるとヴィンは「アスタについて何か言える者はもういない」と言い部屋を出て行ったそう。
事件後、ヴィンの妹から解雇の電話が
その数時間後、ヴィンの妹でOne Race Filmsの社長であるサマンサ・ディーゼルから電話をもらったアスタは解雇を伝えられた。アスタは、彼女がヴィンの行為に抵抗したから解雇されたと考えている。
訴状によると、アスタは、業界で絶大な力を持つヴィンへの恐怖と、グリーンカード保持者である自身の移民ステータスに悪影響があることを恐れて長い間沈黙を守ってきたが、#MeToo運動によって力を得たと感じたという。
アスタは、ヴィンと彼の妹のサマンサ、そしてOne Race Filmsを性的暴行、不当解雇などで訴えている。
ヴィン・ディーゼルは性的暴行を否定
アスタによる性的暴行の告発を受けたヴィンは、その数時間後に声明を発表。
ヴィンの弁護士であるブライアン・フリードマンはTMZに「はっきりと申し上げます。ヴィン・ディーゼルはこの主張を全面的に否定しています。9日間だけ雇っていた従業員と称する人物による13年以上前の主張について彼が耳にしたのはこれが初めてです。この突飛な主張を完全に否定する明確な証拠があります」と、訴訟内容を全面的に否定した。
ヴィン・ディーゼル側の声明が出たので追記しました。