日々のヘアケアで美髪に近づける方法
指通りがよくツヤのある美髪を目指すなら、力を入れるべきなのが日々のヘアケア。シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどのヘアケア製品の使い方や選び方が大事になってくる。
ヘアの専門家たちから学ぶ、美髪に近づくヘアケアの3か条をご紹介。
シャンプーとコンディショナーは異なる目線で選ぶべし
ヘアケアの基礎となるシャンプーとコンディショナーは、それぞれ異なる目線で選ぶことが大切。
シャンプーを選ぶときにもっとも重要視するべきなのは頭皮の悩み。ヘアスタイリストのナタリー・バンフォードは、「シャンプーで第一に考えるべきは、頭皮の環境をよくすることです。自分の頭皮の悩みやタイプに応じたアイテムを選んでください」とアドバイス。
シャンプーのステップで頭皮の汚れなどをしっかり落とし、さらに頭皮環境を整えることが大切なため、この部分を最優先して製品を選ぶよう勧めた。
一方のコンディショナーやトリートメントでは、髪の悩みに特化したアイテム選びをすることが大事。ナタリーは、「カラーケアやダメージケアなど自分の髪の悩みに応じたコンディショナーやトリートメントを使うことが大切です」と説明。
それに加えて髪の細さや硬さ、仕上がりなども重要視しながらコンディショナーやトリートメントを選ぶようアドバイスした。
頭を逆さにして洗い流すべし
美髪を目指すには、髪を洗うときの姿勢も重要だという。ヘアスタイリストでありヘアケアブランド「Strength x Beauty」の創設者であるリサ・アビーがオススメするのが、“逆さま洗髪”と呼ばれる姿勢。
逆さま洗髪とは、頭頂部が床を向き、目線が自分の身体にくるように頭を逆さにした姿勢で髪を洗うこと。髪を洗うときや流すときの姿勢では、少し上を向いた姿勢、正面を向いた姿勢、下を向いた姿勢が一般的だが、下を向くよりもさらに頭を傾けるのがオススメなのだという。
リサは、「頭を逆さにするようにして洗髪する方法は、長年多くのヘアスタイリストが推奨してきました。その理由はしっかり洗えてボリュームもアップできるからです」と説明。
逆さにすることで髪の流れが普段と反対になり、一時的に根元にかかる圧力が少なくなるため、シャンプーが行き渡りやすくなるのだという。これにより、頭皮や髪の汚れがよりしっかり落ちやすくなると明かした。
トリートメントやヘアマスクは20分程度放置すべし
自宅でできるスペシャルケアができるトリートメントやヘアマスクといったアイテム。これらのアイテムを使う際に重要なのが放置時間。
ケンダル・ジェンナーやアリエル・ウィンターのヘアを手掛ける有名ヘアスタイリストのジョナサン・コロンビーニが明かすベストな放置時間は20分程度。むしろこれ以上長く放置すると、逆効果になってしまうのだという。
ジョナサンは、「私の経験では、ほとんどのトリートメントは塗布後20分ほどで効果が得られなくなります」と説明。続けて「長時間髪に塗布し続けると、キューティクルの上にバリアができて、髪が酸素を取り込めなくなってしまいます」と話し、これによりかえってダメージにつながってしまうと明かした。
さらに最近多い高たんぱくな処方のヘアケア製品の場合、たんぱく質の過剰使用による切れ毛や枝毛につながる可能性もあると補足。基本的にはパッケージに記載されている放置時間を守り、記載されていない場合も20分程度におさめることが、最大限の効果を発揮させるためのルールだそう。
日々のヘアケアルーティンで心がけたい、美髪に近づける3つのポイント。美しい髪を目指したいなら、ぜひ参考にしてみて。