第83回ヴェネツィア国際映画祭の全ラインナップが7月23日(現地時間)に解禁された。今年はロバート・パティンソン、ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫妻、Oasisのドキュメンタリー、そしてマーラ姉妹の初共演作まで——9月の映画祭に向けて期待を高める顔ぶれが並んだ。(フロントロウ編集部)
幕を開けるのは、マードック帝国の物語
米Varietyなどによると、今年のオープニング作品に選ばれたのは、ダニー・ボイル監督の『Ink』。メディア王ルパート・マードックによる英大衆紙「ザ・サン」の買収と、その後の躍進を描くドラマで、9月2日(現地時間)に幕開けを飾る。
9月12日まで続く会期中、コンペティション部門に名を連ねたのも一筋縄ではいかない作品群だ。
パティンソンが「ジャーナリスト」で帰ってくる
コンペティション部門の注目作のひとつが、ロバート・パティンソン主演・製作の『Primetime』。ランス・オッペンハイム監督が手がけ、アリ・アスターも製作に参加。パティンソンはテレビジャーナリストのクリス・ハンセンを演じる。2006年を舞台に、犯罪者をおとり捜査で追うテレビ番組によって、テレビの歴史を変えようとする姿を描く。
同じコンペティション部門には、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが揃って出演する心理スリラー『Bunker』も入った。実生活でも夫婦である2人が、映画でも夫婦役を演じ、結婚生活を揺るがす問題に向き合う。監督は『ファーザー』のフロリアン・ゼレール。2人が出演する本作は、最高賞の金獅子賞を競う。
マーラ姉妹が映画初共演
コンペティション部門でもうひとつ注目を集めているのが、ルーニー・マーラとケイト・マーラが初めて共演する『Bucking Fastard』だ。実の姉妹である2人にとって、本作が映画での初共演となる。監督はヴェルナー・ヘルツォーク。オーランド・ブルームとドーナル・グリーソンも脇を固める異色の顔合わせで、カンヌ国際映画祭からの公式選出の招待を辞退し、ヴェネツィアのコンペティション部門に出品された作品だ。
そのほかコンペティションには、『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督が、ジョン・マルコヴィッチとサム・ロックウェルを迎えたCIAを題材にしたダークコメディ『Wild Horse Nine』も名を連ねる。
Oasisのドキュメンタリー、ヴェネツィアで世界初上映
特別上映として映画祭を沸かせるのが、Oasisの再結成ツアーを追ったドキュメンタリー『Oasis: Don’t Look Back in Anger』だ。2025年に再結成ツアーを行ったノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの姿を追う。本作は9月11日から一部の映画館とIMAXで公開され、その後、年内に米国外ではDisney+、米国ではHuluとDisney+で独占配信される。監督はディラン・サザーンとウィル・ラブレース。
また「Venice Open Non Fiction」部門では、アレックス・ギブニー監督がイーロン・マスクの人物像に迫る、上映時間232分のドキュメンタリー『Musk』も上映される。
















