カーリー・レイ・ジェプセンが新曲「Don’t Leave Me on the Dance Floor」を8月7日にリリース。ミュージックビデオの主演は、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオールデン・エアエンライクだ。(フロントロウ編集部)
恋人役はデンゼル・ワシントンの娘
所属レーベルによると、新曲「Don’t Leave Me on the Dance Floor」は8月7日に配信リリースされた。まばらな客しかいないダンスホールで、ひとりの男が踊り出す。直前に済ませたのは、恋人との痛ましい電話だった。ディスコボールとシャンデリアの下、苦しさを抱えたまま身体をほどいていく――カーリー・レイ・ジェプセンの新曲「Don’t Leave Me on the Dance Floor」のミュージックビデオは、そんな数分間だ。
その男を演じるのが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で若き日のハン・ソロを、『オッペンハイマー』でも印象的な役を務めたオールデン・エアエンライク。舞台『Becky Shaw』でトニー賞を受賞している実力派でもある。恋人役には、デンゼル・ワシントンの娘で女優のオリヴィア・ワシントンが起用された。振付を手がけたのは、クレイロ「Terrapin」などを担当したマーク・クルーシヤ。
監督は、劇作家・俳優・脚本家のジェレミー・O・ハリス。12部門でトニー賞にノミネートされた舞台『Slave Play』で知られ、『ゴシップガール』『エミリー、パリへ行く』などにも出演してきた人物だが、ミュージックビデオを監督するのはこれが初めてとなる。
ハリスはこの曲を聴いた時、自分自身の恋愛と、厳しい時代を共に生きるカップルたちのことを思い浮かべたという。どんな状況でも相手をダンスフロアに置き去りにせず、一緒に乗り越えようとする人たちの姿だ。エアエンライクとワシントンがそれを演じてくれたことを幸運に思う、とコメントしている。
きっかけは、ロンドンで観た『ABBA Voyage』
曲そのものの出発点は、スウェーデンでのレコーディングを終えた帰り道にあった。カーリーはロンドンでABBAのバーチャル・ライブ『ABBA Voyage』を鑑賞し、そこで火がついたのだという。
「そこから“自分なりのABBA風ポップソングを作ろう”という気持ちになったんです。完璧なポップ・メロディーに現代的なプロダクションを融合させた楽曲を目指しました。誰もが思わず一緒に歌いたくなるようなフックを作りたかったんです」と本人は語っている。

テーマに据えられたのは「見捨てられることへの恐れ」。重たい題材だが、痛みや切なさをそのまま突きつけるのではなく、高揚感のあるダンス・ポップへと変換している。共作・共同プロデュースはCJ Baran、Arthur Besnainou。
「Day」と「Night」、24曲を分ける境界線
この曲が置かれるのは、9月18日にInterscope Recordsから発売される24曲入り2枚組アルバム『Day and Night』の「Night」サイド。しかも、Nightサイドから初めて公開される楽曲となる。
これまで先行公開されてきた「On Wires」と、妊婦姿で出演したMVが話題になった「After All」は、いずれも陽光のようなオルタナティブ・ポップで、アルバムの「Day」側を象徴する曲だった。対する「Night」側は、今回の新曲が示すとおり、より先鋭的でダンス・ミュージック寄りのサウンドが並ぶという。ひとつのアルバムのなかに、まったく質感の違う2枚が同居する構成だ。
アルバム発売後の初ライブは、9月27日にニューヨークで開催されるAll Things Go Festival。カーリーにとって2026年最初のパフォーマンスになる。『Day and Night』は日本盤のリリースも決定している。
















