オアシスの再結成ツアーを追ったライブ・ドキュメンタリー映画『オアシス:ドント・ルック・バック・イン・アンガー』が、日本公開3日間で動員3万1,186人、興行収入6,197万円を記録した。ドキュメンタリー映画としては異例の出足だ。(フロントロウ編集部)
比較されたのは、ビートルズだった
9月11日から2週間限定で公開が始まった『オアシス:ドント・ルック・バック・イン・アンガー』が、公開3日間で動員3万1,186人、興行収入6,197万円を記録した。
この数字が注目されているのは、比較対象がザ・ビートルズだからだ。2022年に公開された『ザ・ビートルズ:ゲット・バック ルーフトップ・コンサート』は、同じ水曜から金曜の3日間で2万1,210人・4,100万円という出足だった。オアシスの新作はその148.4%にあたる成績で、ザ・ビートルズのドキュメンタリー作品を大きく上回ったことになる。
オアシス自身のドキュメンタリー映画としても、これまでのオープニング記録は『オアシス:ネブワース1996』が持っていたとみられるが、本作はそれを超えて過去最高のオープニング成績となった。
批評家96%、観客99%
評価の側も高い。映画批評サイトRotten Tomatoesでは、9月14日時点で批評家スコア96%、オーディエンススコア99%を記録している。批評家と観客のスコアがどちらも高い水準で揃うことは珍しく、音楽ドキュメンタリーとしては突き抜けた数字だ。
劇場に足を運んだ観客からは「映像も音もただただ最高。尊すぎる」「感動。こんなに泣くはずじゃなかった」「リアムとノエル、本当に仲直りできてよかった」といった声が相次いでいる。ロンドンのプレミアにリアムとノエルの子どもたち6人が揃ったことも話題になったが、日本の劇場でも同じ熱が再現されているかたちだ。
ブエノスアイレスの「Wonderwall」
あわせて解禁されたのが、本編に収められているクリップ映像だ。切り取られているのは「Oasis Live ’25」のアルゼンチン・ブエノスアイレス公演。
映像は、会場へ着く前から涙を浮かべているファンの姿から始まる。舞台袖で談笑したリアムとノエルが、手をつないでファンの前に姿を現す。2人が揃った姿を目に焼き付けようと集まった観客の表情が映り、リアムが「Wonderwall」の一節を歌い始めると、会場は大合唱になる。バンドと大観衆が一つになる瞬間が、そのまま記録されている。

20年ぶりの合同インタビューも入っている
本作は、リアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーの兄弟による再結成ツアー「Oasis Live ’25」に密着した作品だ。全世界で200万人以上を動員し、日本でも東京ドームの2日間で約10万人を集めたツアーを、劇場で追体験できる。
収められているのはステージ上とリハーサルだけではない。バックステージの様子に加え、20年ぶりに実現したリアムとノエルの合同インタビューも入っている。世界規模で完売したツアーの舞台裏と、兄弟の和解に至る過程が、同じ作品のなかに並んでいる。
日本では公開前日に2回だけの先行上映が行なわれたところから始まり、いまは全国の劇場で2週間限定の上映が続いている。配給はウォルト・ディズニー・ジャパン。
9月18日、リアムとノエルが並んで歌う「Acquiesce」の本編映像が公開
2週間限定の上映が終盤に入ったタイミングで、本編から「Acquiesce」のパフォーマンス映像が公開された。「Oasis Live ’25」の韓国公演で、イントロが鳴るなか、リアムとノエルが手をつないでファンの前に現れる場面から始まる。ノエルのギターリフにリアムの歌声が重なり、ノエルが歌うサビで会場が大合唱になる。「Acquiesce」は、オアシスには珍しくリアムとノエルがともにボーカルをとる曲で、ファンからの人気も高い。
映画の評価も高く、Rotten Tomatoesでは批評家スコア97%、オーディエンススコア98%(9月17日時点)。Filmarksの初日満足度ランキング(9月第2週)では1位を獲得した。上映は9月11日から2週間限定で、9月18日時点で上映終了まであと6日となっている。




















