FRONTROW

mgkと千葉雄喜の「JJK」。MVの舞台は日本の寺院を思わせる空間

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
mgkと千葉雄喜の「JJK」。MVの舞台は日本の寺院を思わせる空間
photo credit: Sam Cahill

グラミー賞ノミネート・アーティストのmgkが、千葉雄喜とのコラボレーション・シングル「JJK」をリリースした。Sam Cahill監督によるミュージック・ビデオも同時公開。mgkは「SUMMER SONIC 2026」での来日を控え、千葉雄喜は11月に自身初の北米ツアーを控える。(フロントロウ編集部)

二人が歩くのは、日本の寺院を思わせる空間

mgk(読み:エム・ジー・ケー)と千葉雄喜のコラボレーション・シングル「JJK」が配信された。プロデュースの手ざわりは重厚で、その上でふたりが交互にヴァースを差し出していく。片やアメリカでロックとヒップホップを行き来してきたアーティスト、片や日本語ラップの最前線にいる書き手。異なるスタイルが、譲り合うことなく交差する。

Sam Cahillが監督を務めたミュージック・ビデオが、その空気をさらに濃くしている。ふたりが巡るのは、日本の寺院を思わせる空間。木造の建物と池のある庭を背に、mgkは黄色のセットアップにキャップ、千葉雄喜はグレーのセットアップという出で立ちで立つ。シネマティックな画づくりが、楽曲の持つ世界観を引き立てる。

ジャケット代わりの公式アニメーション・シングルアートワークを手がけたのは、Maggiolina。真っ赤な背景に、キャップをかぶった千葉雄喜と、金髪を逆立てたmgkが背中合わせで描かれている。実写ではなく線画で見せるという選択が、コラボレーションの美学をはっきりと示している。

mgk、千葉雄喜「JJK」公式シングルアートワーク
artwork by Maggiolina

「チーム友達」から、初の北米ヘッドライン・ツアーへ

迎え撃つ側に見えるかもしれないが、千葉雄喜はいま、日本のラッパーのなかでもっとも国外に近い場所にいる。「チーム友達」で日本国内の景色を変え、ミーガン・ザ・スタリオンと共作した「Mamushi」では全米チャート「US World Digital Song Sales」で1位を獲得。マーダ・ビーツ、フェイド、ビッグ・ショーンらとのコラボレーションを重ね、世界的な支持を確立してきた。

その手応えは、ライブの数字にも出ている。オーストラリアとヨーロッパでのヘッドライン・ツアーはソールドアウト。そして今年11月には、自身初となる北米ヘッドライン・ツアーがスタートする。海外アーティストに招かれる側から、自分の名前で人を集める側へ。「JJK」は、その移行のただ中に置かれた一曲ということになる。

mgkのほうも、日本に来る

一方のmgkにとっても、この曲は日本と無縁のタイミングではない。ユニバーサル ミュージックによると、mgkは「SUMMER SONIC 2026」の大阪・東京公演への出演が決まっており、2019年以来となる来日公演を果たすことになる。

日本のラッパーと組み、日本の寺院を思わせる空間でMVを撮り、その年の夏に日本のフェスのステージに立つ。「JJK」を単発のコラボレーションとして聴くこともできるが、並べてみると流れははっきりしている。ふたりが同じ画面に収まった映像は、夏のステージへの予告編でもある。

「JJK」はデジタル配信中。

MORE

FEATURE

RECOMMEND