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チャールズ&キースの新しい顔はチャオ・ジンマイ。もうひとりはサーキットに

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
チャールズ&キースの新しい顔はチャオ・ジンマイ。もうひとりはサーキットに
画像提供:CHARLES & KEITH

日本でもおなじみのバッグ&シューズブランド、チャールズ&キースが新しいブランドアンバサダーを発表した。選ばれたのは中国の俳優チャオ・ジンマイ。そして同じ発表のなかで、もうひと組のパートナーシップも明かされた。相手はレーシングドライバーだ。(フロントロウ編集部)

中国を代表する若手俳優が、秋冬キャンペーンの顔に

グローバルファッションブランドのCHARLES & KEITH(チャールズ&キース)が、中国の俳優チャオ・ジンマイ(趙今麦)をブランドアンバサダーに迎えた。

ブランドの発表によると、チャオ・ジンマイは子役時代からキャリアを積み重ね、いまや中国を代表する若手俳優のひとりとして知られる存在。確かな表現力と、飾らない自然体の魅力で多くの人を惹きつけてきた俳優で、そのひたむきな歩みそのものが同世代を中心とした幅広い支持につながっているという。

CHARLES & KEITHの2026年秋冬アイテムを着用したチャオ・ジンマイ
画像提供:CHARLES & KEITH

起用の背景にあるのが、2026年秋冬のキャンペーンテーマ「Become with Me」だ。完成された姿を見せるのではなく、自分らしく成長し続ける——というメッセージを掲げるもので、子役の頃から人前で演じ、少しずつ役柄の幅を広げてきた彼女の道のりと重なる。アンバサダーとして、今後ブランドの世界観を発信していく。

同じ発表のなかにいたもうひとりは、レーシングスーツを着ていた

興味深いのは、このアンバサダー就任と同じタイミングで、まったく畑違いに見える人物とのパートナーシップも発表されたことだ。相手は、シンガポール初の女性フォーミュラ4ドライバー、Kareen Kaur。

チャールズ&キースは、次世代を担う挑戦者を支援する取り組みの一環として、2026年のフォーミュラ4シーズンに挑む彼女をサポートする。男性が中心のモータースポーツで新しい道を切り拓こうとする姿勢と強い意志が、若い世代を勇気づける存在だと位置づけての起用だ。今後はレースシーズンを通してコンテンツを展開し、限界に挑み続ける彼女のストーリーを届けていくという。

レーシングスーツ姿でCHARLES & KEITHのバッグを持つKareen Kaur
画像提供:CHARLES & KEITH

ドラマや映画のスクリーンと、サーキット。舞台はまるで違うけれど、「まだ途中の人」を選んでいるという点では一本の線でつながっている。完成形のスターではなく、いままさに何かに挑んでいる人を並べた点に、このブランドの意図が見える。

シンガポール発ブランドが、アジアの“いま”を並べる理由

チャールズ&キースはもともと1996年にシンガポールで生まれたブランドだ。チャールズ・ウォンとキース・ウォンの兄弟が始めた一軒の靴店から広がり、現在は30カ国以上に約700店舗を展開。東京、ソウル、上海、ドバイといった都市にフラッグシップストアを構えるまでになった。

そのブランドが、母国シンガポールの若いドライバーと、中国の若手俳優を同じ発表のなかに並べた。さらに2026年6月には、韓国の俳優キム・ユジョンもブランドアンバサダーに迎えている。中国、韓国、シンガポール——短い期間でアジアの各地から、それぞれ違う分野で挑戦を続ける女性たちを迎え入れてきたことになる。

ファッションブランドが俳優をアンバサダーに迎える動きは、ゼンデイヤがプラダの香水の顔になり、ロエベが『エイリアン:ロムルス』のデヴィッド・ジョンソンを起用したように、ここ数カ月だけでも続いている。そのなかでチャールズ&キースが選んだのは、欧米の大型スターではなくアジアで伸び盛りの顔ぶれだった。

世界で活躍する多彩な女性たちとの協業を通じて、自己実現や挑戦を後押しする。ブランドが掲げるその価値観は、キャンペーンのコピーよりも、選んだ顔ぶれのほうが雄弁に語っているのかもしれない。

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