エロルディの声は今回も武内駿輔だった。『ラスト・サバイバー』吹替予告


リドリー・スコット監督の新作『ラスト・サバイバー』の日本版声優4人が発表され、吹替予告が初公開された。武内駿輔と内田直哉にとっては、自分が声をあてた俳優と“再会”する現場だったという。(フロントロウ編集部)
同じ俳優を、ふたたび担当することになった
配給元の発表によると、パンデミック後の荒廃した世界を描いた予告が解禁されていた映画『ラスト・サバイバー』の日本版声優が決定した。主人公ヒッグ役に武内駿輔、バングリー役に内田直哉、シーマ役に種崎敦美、ジャック役に井上和彦。8月28日の劇場公開に向けて、吹替予告もあわせて初公開された。
目を引くのは、4人のうち武内駿輔と内田直哉が「同じ俳優をもう一度」担当している点だ。ヒッグを演じるジェイコブ・エロルディの声を務める武内駿輔は、映画『ソルトバーン』でもエロルディが演じたキャラクターの声を担当している。武内は「ずっと彼の作品を追い続けていました。まさかまたご機会をいただけるとは…!」と、再びの起用に驚きを見せた。
同じ俳優の変化を、声で追える立場にもなる。武内は「以前担当した際はまだ若く、端正な顔立ちと出立ちがプリンスのようでしたが、今回は武骨な雰囲気に挑戦しているように感じました」とコメント。加えて「荒廃した世界観に対して、彼自身の画力がこの映画ならではの雰囲気を作り出しているように思います」と語っている。
内田直哉が声をあてるのは、元軍人バングリーを演じるジョシュ・ブローリン。こちらも映画『ランニング・マン』でブローリンが演じるキャラクターの声を経験済みで、「ジョシュ・ブローリン氏とまた再会出来た事に、この上ない喜びを感じました」と振り返っている。バングリーは、外の世界にわずかな希望を見出そうとするヒッグとは正反対に、外界に絶望して自分の領域を守り抜こうとする男。内田は「若い主人公の父親であり兄的役割をセリフの中で気を付けて表現したつもりです」と役の距離感を説明している。
アーニャとフリーレン、そしてカカシ先生
残るふたつの枠には、アニメファンにはおなじみの顔ぶれが入った。ヒッグが旅の先で出会う女性シーマ役は、『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役や『葬送のフリーレン』のフリーレン役で知られる種崎敦美。シーマを演じるマーガレット・クアリーについて、種崎は「マーガレット・クアリーさんの自然体なお芝居のおかげで、自分も肩の力を抜きながら収録できたような気がします」と収録を振り返った。
シーマの父ジャック役には、『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシ役や『夏目友人帳』のニャンコ先生/斑役でおなじみの井上和彦。マッツ・ミケルセンの吹替を数多く手がけてきたベテランだが、本作では「いつも以上にドキドキしたのを覚えています。一体どんな世界が待っているのか、新鮮な緊張感とともに収録に臨みました」という心境だったという。ジャックを演じるのはガイ・ピアースで、娘を守るためなら手段を選ばない父親だ。井上は「終わった世界で娘と二人きり。外の世界がどうなってしまったのかも分からず、不安の中で生きるのはどんな気持ちなのだろう。まずそのイメージを膨らませました」と、役へのアプローチを明かした。
世界の終わりを、IMAXの画面で
同時に解禁されたIMAX版ポスターには、廃墟と化した街を愛犬とともに歩くヒッグの後ろ姿が写る。「世界の終わりに希望はあるのか?」というコピーの下に、逃げ場のない灰色の景色が広がっている。

武内は本作を「本当に自分がその世紀末な自然の中に入り込めるような、没入感ある作品」と表現している。原作はピーター・ヘラーの小説『ドッグ・スターズ』。生き延びるという目的は同じなのに、互いへの警戒心でぶつかり合っていく4人の物語が、日本語の声を得てどう響くのか。
映画『ラスト・サバイバー』は8月28日より全国公開。














